2019年4月25日木曜日
24日のセレモニー
日付は変わったが2019年4月24日の話。
ひっさびさの
∧∧ 東京だ〜
( ‥)
‐( ‥)と言っても
まずは筑波へ
向かうのだがな
今いるこちらよりもやや季節が早い。こっちは芽吹きの季節で、筑波は新緑の始まり。
関東地方は曇天で、時折雨が降る。アスファルトの上には空から洗い落とされた花粉がぐねぐねと模様を描いていた。
次は本日の
∧∧ 目的地へ〜
(‥ )
‐( ‥)今度は千代田区か
セレモニーの会場へついて、そして2時間後にそそくさと退場。最低限度の勤めは果たした。故人がそれを良しとするかは分からないが、もうそれは聞けない。
ほぼ誰とも
∧∧ 話しませんでしたね
( ‥)
‐( ‥)知らない人間だらけ
だからな
いや、話せる機会はあった。しかし相手が研究者とか学会の人々であることを考えると、言葉を交わさない方が良いに違いなかった。
∧∧
(‥ )今のあなただと
\‐ 皆さん研究費が削られて
お嘆きだけど
実際には研究費ではなく
給料と資産防衛に
走ってますよね?
脳が行なっているそういう
判断を自覚してます? って
聞いちゃうだろうからね
(‥ )まあそういうことは
黙ってた方がいいからな
セレモニーの席だしな
そこそこ大きな資産を持ち、なおかつ給料を上げられない人間が資産を増やすにはどうすればいいか?
答えは簡単で、国を衰退させればいいのである。国が衰退すれば衰退するほど人件費は下がり、皆の資産は下がり、自分の資産は絶対量は同じでも相対的には増加するのだ。
人間の意識は脳が行う計算と打算の影でしかない。
まず脳のこちらが得だという打算が先で、意識はそれを無自覚に後追いする。絶対的にそうなる。こういう計算に抵抗できる人間はごくわずかしかいないし、気づける人間はさらに少ない。
そしてこれが謎を解いてくれる。
なぜ知識人や文化人は日本を嫌うのか?
答えは単純だ。その方が自分の資産が増えるから。そしてこれは日本に限らない、アメリカもEUもおそらく同じである。打算に人間の意識は逆らえない。そもそも人間の意識など打算の影でしかないからである。
∧∧
(‥ )まあそれも今となっては
\‐ どうでもいい問題ですなあ
(‥ )もう研究者とは二度と
会わないだろうしな
もはやどうでもいい
問題だね
それでも行きつけの図書館がnatureを購読していないことには、ちょっと驚いた。予算がどんどん削減されて、止めたそうである。
確かに合理的な判断だ。今時は論文をpdfで買えるし、閲覧もできる。必要がないものは切り落とされる。
ただ、たまたまそこに居合わせて事態を説明してくれた研究者の言葉は少し寂しげだった。