2018年10月4日木曜日
苦労自慢は無策
嘘か本当かこんな話
銀行に転職した証券マンが曰く。銀行はいいですよ。皆の前で
契約を取ってこれませんでした。ただ飯を食って申し訳ありません!
と謝罪しなくてすむから。
∧∧
( ‥)精神に来る職場だな
( ‥)うまい日もあれば
‐/ うまくいかない日もある
だからこそ
人間は助け合いでな
だからこそ
こういう吊るし上げは
よくないよね
しかし同時にこれ、まったくの正論なのである。
利益を上げない赤字部署はそのうちに黒字部署を食いつぶすだろう。赤字部署、赤字人間はそのままでは寄生虫であり、駆除されるべき存在なのだ。
∧∧
(‥ )それを考えると
\‐ 研究者に対して日本国が
非常に厳しい態度を示すのは
当然なのである
それにそもそも
予算がないからね
(‥ )反対に言えば
日本国の研究者に対する
姿勢は非常に
甘々なんだよね
実績を上げない連中を
皆の前に立たせて
申し訳ございませんでしたー
と言わせたりしないからな
というか実績もない教授がマジもんの寄生虫としてごろごろ存在するのが実情だ。そんな寄生虫にも国は餌をやって飼育してやっているわけで実に慈悲深いじゃないか。
あまりにも慈悲深すぎて、日本国はもう少し研究者に厳しくした方がよくね? 論文数を捏造するような組織の人間は、拷問にかけた方が良くね? と思えるほどである。
∧∧
( ‥)でもそういうことは
やっちゃいけない
(‥ )そうとも
だがなこれが正論だって
ことも忘れてはいけない
世界の背景には言ってはならない正論がいて、そいつは無慈悲な目でこちらをじっと見つめている。
これを忘れると予算もないのに、日本国の研究費は少なすぎる! と文句だけ言う存在になり果てるだろう。
そしていつかそういう甘さは、無慈悲な原理である正論を呼び覚ますだろう。
∧∧
(‥ )人間 苦労自慢をさせたら
\‐ 世界一なのである
(‥ )でな研究者って実は
かなり恵まれている方でな
最低最下の院生ですら
他の業界から見れば
ゲロが出るほど
甘いってことがあるわけよ
研究者はいかにも
すごそうに話すけど
よそから見れば
バカの甘ちゃん
ぬるま湯人間だと
鼻で笑われるのさ
軽蔑ですめば良い方で、憎しみや怒りを呼び覚ますこともある。
しかも税金を食べているというのは、いかにもまずい。これは標的になりやすい。実際、どうもじょじょに標的になり始めたようである。
だから苦労自慢はするもんじゃない。そもそも苦労自慢の悪いところは、それが無策だってことだ。
無策な人間など、誰も助けやしない。