2018年7月15日日曜日
14日、そして15日の火星と朝のアブラゼミ
火星を見終えた後、スケッチを清書するために外へ出たら、
ばたっ ばたっ
と音がした。見ると電線に止まったヒヨドリが何かをくわえて、ぶんぶん振っている。ちぎれた羽が一枚、くるくると回りながらゆっくりと落ちてくる。見るとそれはアブラゼミの羽だ。
触ると実にしなやかで、みずみずしさがまだ残っていた。地中から這い出て脱皮して、羽化したてで捕まったのではなかろうか。
∧∧ せつねー
( ‥)
‐( ‥)まあありがちだね
ムカデにぴゃーっと
捕まって食われたりも
するしな
羽化したてが一番危険だ。それでも無数の屍の上を這い進んでアブラゼミたちは飛んで行く。
さて
昨日の朝の火星
∧∧
(‥ )4枚連続スケッチだ
\‐
(‥ )描きすぎだな
1日に4枚は多いぞな
とはいえ、天候の悪さで観測に間があくと、今見ている模様が一体なんなのかわからなくなってしまう。砂嵐であっちが消え、こっちが見えるという案配だからである。
∧∧
(‥ )実際、これでようやく
\‐ わかったね
太陽湖近辺は嵐が激しくて
その4分の3が
見えなくなってる
(‥ )最初見た時は
わーい 太陽湖が見えるー
でもなんか縮んでね?
そう思って緯度経度と
前後の模様を見比べたら
上半分の右半分
下半分の全部が
消えてるのな
あと、なにかこう火星が裂けているように見えるのである。例えば今朝、15日の火星などはそう。
∧∧
( ‥)太陽湖の下に
非常に濃い嵐が帯状に
伸びているのだね
( ‥)マリネリス峡谷に
‐/ 砂嵐が流れ込んでいる
そうだけど
この近辺が
明るい裂け目に
見えるみたいなんよね
気流が悪くてよくわからないが、北半球に丸い点が三つあるのも見て取れた。これはどうもタルシス高原の火山たちらしい。
∧∧
(‥ )高い山だから
\‐ 砂嵐から顔をのぞかせて
黒い斑点に見えるのだね
(‥ )昔は湖って呼ばれた
模様であるな
=>http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/qa/mars2018.html