2018年4月14日土曜日
500円で24冊 0円で3757冊
∧∧
(‥ )「光学」の疑問31
\‐ ニュートンさんって
色々な実験してるんだね
硫酸と硝石から
蒸留抽出した複合硝石精を
油に入れると燃える
(‥ )硫酸と硝酸の混合を
油に入れると
反応熱で発火する
という内容だよね多分
真空にしたガラス容器内でこれをしたら、閃光を発して容器が割れたそうだ。
∧∧
(‥ )さすが錬金術師
\‐ 色々とやってますなあ
(‥ )硝酸も硫酸も自分で
作ってると思うんだが
化学反応の解説が
異様に具体的だね
錬金のために
あらゆることを
したんだなあ
迫力だぜ
さてさて
某社から売り上げ報告書が届く。契約した以上、出版社は電子書籍の売り上げを著者に逐一報告するのだ。
∧∧
(‥ )大した金になってないですな
\‐ 100冊も売れていないし
1万円にもなってない
( ‥)? でもあれだ
‐/ 3757冊売れてる
本があるな...
なんだこれ? と思ったら、販売価格0円のやつだった。同じ本でも販売価格が500円だと売り上げは24冊であり、1000円だと9冊だ。
∧∧
( ‥)0円で売ってるのに
‐□ わずかだけどあなたに
支払いが発生しているよ??
(‥ )0円なのに著者に支払い?
□‐ それじゃあ出版社は
どうやって利益を出して
いるんだい?
ただで売って利益を出すとは一体... 例えば書籍Aを0円で販売する代わりに別の書籍Bを有料抱き合わせで買わせる。そういう手であろうか?
まあ出版社がどうやって利益を確保するのかはどうでも良い話だが
∧∧
(‥ )でもここから分かることがある
\‐
(‥ )みんなタダだと買うねえ
紙の書籍でも同じかもしれないし、あるいは電子書籍だからより顕著なのかもしれない。
どっちなのかは知らぬ。とはいえ言えることはある
∧∧
( ‥)みんな電子情報には
金なんか出さないんじゃね?
(‥ )そう考えても理解に
不都合はないな
ただになった途端に
3700冊も買っていく
わけであるからね
みんな、紙には金を出せても、電子に金は出したくないだろう。実際、電子書籍は所詮のところ自分の所有物ではないわけだし。
電子情報は所詮はタダだ。皆の価値判断はそうであろう?
∧∧
(‥ )でもそういう世の中の価値観
\‐ 電子情報はただであるべきだ
に真っ向から挑んで
成功したのが課金ガチャ
(‥ )当たった時の幸福感
当てた時の充実感
そういう射幸心を売る
そのことにゲームは成功し
電子書籍は失敗した
そういうことだろうな
∧∧
( ‥)出版社は紙利権にこだわって
自滅したとか
そういう理解はどうでもいいと
( ‥)金のためならなんでもする
‐/ 業界のことを
知らぬ意見など
聞く価値なしよ
さて? ソーシャルゲームには課金ガチャがある。では書籍には何がある? それを見極めねばならぬ。
錬金術を手にれろ!