2018年3月3日土曜日
信じるな だからこそ信じろ ゆえに信じてはいけない
科学者というのは星占いが天文学のひとつの動機であったことを無視したがるものだ。
∧∧
(‥ )天文学を打ち立てた
\‐ プトレマイオスさんの
計算書アルマゲスト
には注目しても
プトレマイオスさんが書いた
星占いの本テトラビブロスは
ことさらに無視する
(‥ )プトレマイオスの著作から
テトラビブロスを
外している人も
いるくらいだからな
さっき手持ちの資料を
見たらそうだった
まあ、星占いに関わるのが嫌だから、星占いの著作はなかったことにしたい。そう思うのはわからぬでもない。
∧∧
( ‥)まあなんて言うの?
星占いとか
何かを信じる人はね
確かにね
こうちょっとね...
(‥ )言っちゃ悪いが
鬱陶しんだよな
なんていうかな
信じる人間は
信じることしかできん
そこが問題だ
信じるとは
中途半端な行為なのだ
そこが分かっておらん
信じるとは結論に証拠を合わせてしまうこと。これではなんの証明にもならない。
信じることを検討するには信じないことが必要だ。
信じないからこそ検討できる。
そして信じないことへと邁進するには信じる必要がある。
必要があるから信じないし、必要があるから信じる
∧∧
(‥ )信じると同時に
\‐ まったく信じていない
これ大事
(‥ )矛盾の極みだけど
普通の人間は
こういうことを普通に
できるんだよね
口では説明できないけど
実はやってるんだ
しかし信じる人間はこういう回路がない。あるいはどっかが違う。原因はわからないが、わかりやすい話でもある。信じると同時に信じない回路。この回路が信じる動作だけになれば、そりゃあ信心が強烈な人間になるだろう。
信じる人間は回路が振り切ってるからこそ、ゆえに動作が誤謬だ。
∧∧
( ‥)そしてそれは
信じる物事を検証する手段を
無くしてしまうということ
( ‥)だから信じる人間は
‐/ 困るんだよ
信じると同時にまったく信じていない。
信じないと同時に心の底から信じていなければいけない。
こうでなければならぬ
∧∧
( ‥)1984年ばりの
二重思考だよね
信じているから疑問を持たずに
邁進し
信じていないから動作の破綻を
回避できる
(‥ )星占いを信じている人間は
信じているからこそ
中途半端なのだ
信じるな。そのために信じろ
信じろ、そのために信じるな
この矛盾の行為と思考を同時に一切の矛盾なく行わねばならぬ。
∧∧
(‥ )でもこれができない人って
\‐ 星占いを信じる人に
限らないよね
研究者にもいるでしょ
(‥ )科学を合理主義だと
信じるから
過去の研究者が書いた
星占いの本を
なかったことにする
星占いの影響を
ことさら無視する
これは良いことでは
ないよねえ