2018年2月6日火曜日
正しさの罪と罰
フェミニズム、平和主義、マルクス主義
まあなんでもいいけども、こういう正しさを求める運動は
∧∧
(‥ )こういう主義主張は
\‐ 必ずよからぬ動機の
餌食になりますよと
(‥ )これらは正しさに
立脚しているからな
それが武器となるし
大いなる弱点となる
正しさとは相手を殴る武器になる。
しかし、正しさは正しさそれ自体を保証しないので、破滅へ邁進する。正しさを信じた人は、正しい以上は間違いが起こるわけないと錯覚するので、目の前に間違いがあってもそれを認識できず、回避できぬままに間違いに激突する。
∧∧
( ‥)というか
正しさが武器になる以上
正しさには
正しさで利益を追求しようとする
人間が集まってくるし
しかも正しさは行動の正しさを
保証しないから
必然的に破滅へ向かう
(‥ )正しさに集まるのは
正しさに目がくらんだ連中
つまり
主張が正しいから
結果がうまくいくはずだ
と勘違いする連中だけを
集めることになる
おかしなことになるのは
当然だべさ
正しいと設定しても、それはただの設定だ。計画がうまくいくことそれ自体を、正しさは保証しない。
つまるところ正しいとは設定にすぎぬのだ。
こんなことはわかってしかるべきことなのだが、人間の中には、正しいのだから正しいはずだと思考が飛躍してしまう人間がいる。どうしてもいる。
∧∧
(‥ )そしてこういう思考の人は
\‐ 目的に固執する傾向が
非常に強いものである
(‥ )まあ正しさに
目がくらんだ時点で
経験的な試行錯誤が
駄目な人なのよね
うまくいったから
このやり方は良い
うまくいかなかったから
これはダメ
こういう試行錯誤が
ない以上
この手の人は
どうしても失敗するのよ
あとは、正しさの裏にたくみに隠した己の欲望を追求するだけとなるが、それもうまくいかないだろう。
∧∧
( ‥)欲望ね
(‥ )正しさで他人を殴れば
権力者になれるし
カロリーを集められる
人はデブになることを
望むものよ
もちろん、人はもっと深刻な理由を持っていることもある。例えばそれは自分を見下した相手に復讐したい、自分を白い目で見た田舎の親父やクラスのヤンキーを見返してやりたい、自分をセックスの対象として選ばなかった奴らに一泡吹かせたい、そういう深刻な理由だ。
∧∧
(‥ )深刻な理由だが
\‐ うまくいかんだろ
(‥ )いくわけねえな
なぜうまくいかないのか?
例えばもてない子がここにいる。それは男でも女でも良いが、試行錯誤する人間なら、ふられたっ! 次はこうしてみよう、ああしてみようとテストを繰り返して結果を得るだろう。
だが正しさに固執する人間にそれはできない。正しさに固執した時点でそれは試行錯誤を放棄したということであり、テストと検証を捨て去った時点で、本当に欲しかったものは絶対に手に入らない
∧∧
( ‥)失恋した人間が固執する
正しさってなんだよ?
(‥ )あたしの心の傷を
癒すために
あなたも傷ついて!
と叫ぶメンヘラがいたり
処女じゃないのは
許せないと叫んでる
処女厨とか
そういうのが
ごろごろいるべ?
ここには正しさがある。しかし正しさは現実について何も語らない。こうして試行錯誤を放棄した人間は正しさに突進することになる。そして正しさで他人を殴り続けて欲望を昇華するが、それはオモチャ売り場でだだをこねて泣き喚いて、親を困らせて鬱憤をはらす子供と同じ。本当に欲しかったものは手に入れられぬ。これが正しさを求めた者の罪と罰