2018年1月3日水曜日
ナボポラッサル大反乱
自分たちのアッカド語を読み書きできるだけでなく、人類最古の文明の言語、シュメール語さえも読むことができる。そればかりか余は難しい計算も解けるのだ。
そう豪語したアッシリア帝国、文武を誇る支配者アッシュルバニパル
∧∧
(‥ )このアッシュルバニパル王が
\‐ 紀元前627年に亡くなって
混乱する中で台頭したのが
都市バビロンの行政官
ナボポラッサル
(‥ )彼は最終的に
アッシリアを滅ぼし
新バビロニア帝国を
作り上げるのだけど
都市バビロンが中東の覇権を握ったことは何度かあった。例えばはるか古代、紀元前18世紀のハンムラビ王。
ナボポラッサルの帝国はそれよりずっと後代、1000年は後の覇権だ。だから新バビロニア。
そしてナボポラッサルはカルデア人であったとされる。カルデア人とはイラクの南にいた人々であるらしく、カルデアというと先進文明メソポタミアの占星術をギリシャ世界やローマ帝国にもたらした人々でもあった。そしてこれは物理学に影響を残したし、現在の星占いにまで続くのである。
さて、なにげにネットを見ていたらこんな情報が出てきた
ナボポラッサルはカルデア人ではない。
根拠を辿ったら日本語版のwikiであった=>新バビロニア - Wikipedia
∧∧
(‥ )本当だったら今後予定している
\‐ 本の内容にも関わることだけど
...出典が書いてありませんぞ
(‥ )んーそもそも
日本語版wikiの他に
ナボポラッサルが
カルデア人ではない
という記事は
出てこないぞな
というか出てくるのは日本語でも英語でも、ナボポラッサルはカルデア人であり、新バビロニアはカルデア帝国であった、という記述だけだ。
んー? これはやっぱりwikiのあれかな?
∧∧
(‥ )やっぱwiki
\‐ おっかねえな
(‥ )以前、取材先で
はいこれが資料ですと
wikiを打ち出してきた
研究者がいたけども
今度やったら殺す