2017年11月22日水曜日
検索沼
図書館にいけと老害は言うが、そんな必要はない。僕らにはgoogleがあるからだ!
この主張は実のところ、もうこれ以上検索したくないから僕はもうしない、という言い訳である。
∧∧
(‥ )googleは図書館に勝るから
\‐ 検索してれば図書館と
同等の価値があるという
主張ですからなあ
(‥ )検索すれば価値ありか
ずさんな定義による
典型的な論点ずらしよな
検索はピンキリ
検索には
浅い無価値な検索と
検索沼があるんだよ
そういう明白なことから
すぐ逃げ出しよる
よく言うではないか。昭和の人は良かったよね。当時は手書きの郵便でやり取りだ。今ではメールがどんどん来て仕事が増えてばっかりだ。
うむ、電子化で仕事が圧縮されて困難が増大する。それは事実であろう。だがそうだというのなら、googleの出現で電子化された検索も過去よりはるかに恐ろしいものになったはずだ。これは自明であろう?
では電子化され過去よりはるかに広大になったgoogle検索沼の前では、スプーンで池をすくうようなお前のしょぼいgoogle検索がまったくの無価値になることに、どうしてお前は気がつかなかったのであろうか?
∧∧
( ‥)いや気づかなかった
わけではない
(‥ )気づいた上で
逃げやがった
googleでちょこんと検索すれば図書館にいったと同じ効果ですと、交換レートをたばかって逃げたであろう?
∧∧
(‥ )残念、実際の検索沼は
\‐ はるかに底なしなのです
(‥ )最近、怪しげなことに
気づいてな
ある種の動物の和名がおかしい。とっくの昔に正式な和名があるのにそれに従っていない。そういう和名がgoogleの検索でヒットする。
∧∧
(‥ )でも調べてみると
\‐ これはヒット数がごくわずか
出典はどうも安い本ですぞ
(‥ )これでだいたい状況が
つかめたな
この場合、和名の本来の出典は3万円ぐらいする本だ。ただし図書館にはある。
∧∧
( ‥)でもその和名が使われて
いないということは
(‥ )高くて買わなかったか
図書館にいくのが
面倒くさかったか
そのどっちかだな
そして安い本とは、しばしば内容がいい加減だ。そりゃそうだ。安さには色々な理由があるが、人件費がかけられていないってことが大きな理由のひとつだからである。
∧∧
(‥ )要するに安い手間ひまで
\‐ 調べないで
勝手に和名をつけて
安い本を出した
というわけですかな
(‥ )でっ、wikiとかを
編集する人間も
blogに書く人間も
高い本を買わず
図書館にもいかずに
安い本を出典に
根拠の無い和名を書いた
そんなところかな
安い手間で勝手につけた名前を載せた安い本を安く買った人がネットに上げた情報が検索にひっかかる。
∧∧
( ‥)なんだかな
( ‥)体力の限界
‐/ 体力の限界だ
これは体力の限界なのである。金を出し渋るのも、図書館にいくのをしぶるのも、検索をさっさと終わらせてしまうのも、それは全部、体力がないせい。
だから言うのだ。図書館にいく必要はない。なぜなら僕らにはgoogleがあるからだ。そうお前が言う時、それはもうこれ以上検索したくない。そういってるだけだよねと。