2017年8月6日日曜日
事故とネナシカズラと赤き花の8月6日
ひらめいた! 太陽が上がって高温になる前に散歩すればいいんだよ!
というわけで夜明けである4:30に出かける。
よかったな温度は
わずか26度
∧∧ 湿度は高いけどな
( ‥)
‐( - -)おい なんだこの
気候は…
おかしい、ここは亜寒帯ではなかったか?
つい先日まで前線がかかってたし
∧∧ 雨とどんより天気だったし
(‥ )
‐( ‥)ここはもっと乾燥した気候の
はずなんだけどな
ちょっと当てがはずれたぞ
歩いて川に出て、川に沿って歩き植物を見て回る。そうして方向転換して別の道をたどって市街地へ戻る。この道はかつての街道であり、現在の大通りと平行して走るいわば裏道だ。
川から上がりがならその道へ向かう途中、がんっ! どんっ! がしゃんっと音がして自分の目の前30メートルばかりのところで部品が空を舞った。
∧∧ 見えないけど事故だな
( ‥)
‐( ‥)あの部品は、車の
ヘッドライトかな?
上がってみると2台の車が平行して止まっているのが見えた。自分から見て車の進行方向は左だ。やや前に出た1台は左側面がへこんでいた。そしてもう一台がこちらから見て手前にある電柱に正面から激突してボンネットが大破。
やや前の車から降りた兄ちゃんが、どうみても赤やろ、と言っていたから。少なくとも本人の言い分は、自分は大通りを通り抜けようとしたが、そちらが大通りから直進してきておれの車にぶつけた、と主張している。まあ法的、信号的な是非はともかくとして、状況としては直交する道路での事故だってことらしい。
是非はともかく直交してきた
車に対して大通りを走ってきた
車がぶつかってはじかれて
∧∧ それで電柱に激突か
( ‥)
‐( ‥)まあそんな感じかな?
*改めてgoogleで確認したら直交ではなくY字型の道路だった。すると斜め後ろから追突してしまい、はじかれ、電柱に激突したということらしい。
それにしてもどう見ても赤やろとは、開口一番にマウントポジションを取りたいのだろうが、ちょっとせわしない奴だ。
激突した車は4人、若い男女のカップルだろう。助手席の男性がまず降りて、運転手の男性が膨らんだエアバッグの前でハンドルを握ったまま頭をふらふらと振っている。後部座席手前の女性が降りて、そうして奥でつっぷしている女性に、大丈夫と声をかけた。
なんだろう? 機械油か、あるいはプラスチックがこげたような、熱と錆の匂いが立ちこめる。
どう見ても赤やろ
∧∧ を通訳してください
( ‥)
‐( ‥)私は法規を遵守して
いましたから
犠牲が出ても
祟らないでください
大丈夫という言葉を
∧∧ 通訳すると?
( ‥)
‐( ‥)こちらの無事は
今から確認するのです
だのに
祟らないでくださいとは
何事ですか
決めるのは法規が決めること。小手先勝負が大事とは言うものの、あまり小手先にこだわって慌てるものじゃない。
∧∧ いくんですか?
(‥ )
‐( ‥)たいした事故じゃねえし
暑いし面倒くさいし
俺は旧街道を見たいんだ
歩く体力はあるが、耐える体力がもはやない。そんな感じだ。前へ前へと気持ちが急ぐ。
だが旧街道を数百メートル歩き始めて気がついた。ここは以前歩いた道だー!
….これだったら
事故見物した方が
∧∧ 良かったと思っただろ?
( ‥)
‐( - -)まあ正直思いましたけどね
暑いし湿気があるし
やっぱめんどくさいよ
ともかく、成果はあった。
寄生植物ネナシカズラ
ぐるぐるのぐーるぐる
どうしてこうも無計画に伸びるんだろう?
そしてよくわからない花。これは綺麗だった。
緑一色の中にぽつんと赤く輝いている。実に印象深い。
∧∧
(‥ )タデっぽく見えるけど
\‐ なんか該当するものが
見当たらないですなあ
(‥ )まあおいおい調べれば
分かることさ
状況は把握されねばならん。