2017年8月12日土曜日
多分、取り込み自体は水量変わらず
昨晩は局地的な豪雨だった。
=>hilihiliのhilihili: 2017年8月11日 山の日に雨が降る
近くにある用水路がほぼ氾濫寸前に。
∧∧
(‥ )なんか名古屋では
\‐ マンホールから噴水みたいに
水が吹き出したり
浮力でアスファルトが浮いて
道路が壊れたりした
ようですなあ
(‥ )人類が消滅したら
文明の痕跡なんか
100年程度でほとんど
消えちゃうんだろうな
都市の存続は、絶え間ないメンテナス、補充、修復あってこそである。100年も放置されたらあっという間に消滅してしまうだろう。
∧∧
(‥ )この町だったら
\‐ 400年前に
人為的に変更された流路が
復活するのでしょうな
今でも無理があって
増水時には本来の流路を
防いでいる防波堤に
打ち付けてくるって
話ですからなあ
(‥ )メンテナンスが
放棄されれば
防波堤は破壊され
町の中心部に再び
川が帰ってきて
水の浮力であっさり
アスファルトがはがされて
たちまち浸食されて
新たな河道が出来てしまう
のだろうな
さて
好奇心にかられて太陽が上がる前に調整池へいってみた。昨日の雨で調整池はどうなっただろう? もうどろんと沈んでいるか?
なんともなって
∧∧ おりませんぞ
( ‥)
‐( ‥)まあ…考えてみれば
当たり前か
一夏で何度か起こるような集中豪雨ごときでいちいち大変なことになっていたら、いざという時にあっさり決壊、氾濫するだろう。考えてみればこんなもののはずである。
それにしても見れば分かるが、河川の水はさほど濁っていない。
あの河川は由来からすると
盆地周辺の山から来た水が
相当混ざった
∧∧ 河川のはずだったよね
( ‥)
‐( ‥)用水用に取り込まれ
大河川から入った水は
半分以下のはずだから
濁りが弱いのは当然か
では? 用水の源であるその大河川、といっても幅50メートル程度のものをここではそう便宜的に言っているだけなのだが、それは今どうなっているか?
ちょっと足を運んでみる。
当たり前だが濁流というか、もはやただの泥水になっていた。あふれる土砂でなにかこう、くさい臭いが湿気の中で立ちこめる。河川敷も河原も散歩道も水につかり、植物観察やスケッチの当ては外れた。
ではこの河川から取り込んだ用水路の源流はどうなっているか? さぞやすごいことになっているかと思いきや。なんかこう、どろんとした感じ。流れも穏やかだ。
水量は微増...
∧∧ いや同じ??
( ‥)
‐( ‥)同じみたいだね
アングルは違うが、同じ場所、7月20日の光景。
明らかに水位は同じである。水の動きもどろんとしているということは、水の流速も同じと考えて良いだろう。つまり体積も流速も同じなわけで、だとしたら水量に差があるとは思えない。
あまりうかつなことは言えないが、そもそもこの用水路の取り込み口、頭首工は構造上、水の流速はほぼ一定になるはずのように思われる。水を送る管の断面積は一定だし、流速も一定。だとしたら水量も一定だろう。
∧∧ じゃあ昨晩の氾濫は何だよ?
( ‥)
‐( ‥)んー 源流の増水が
問題なのではなくて
住宅地に降った雨が
用水に流れ込んだ
結果じゃないか?
今度はこの用水を追跡する。確かにどうやらそのようだ。下流にいくに従って水量が増えてくる。そして泥水が明らかに薄くなっていくのだ。
例えば合流する別河川。
右は大河川から取り込んだものだが、左の仕切られたものは盆地周辺の山から来たものだ。色が明らかに違うし、ちなみに左の方が水位が高い。
合流するとこんな感じ。
∧∧ こうやって増水していたのか
(‥ )
‐( ‥)この用水ってかなりよく
練られたものかもな
スケッチの当ては外れたが、ともあれ、散歩を終えて帰る。