2017年7月7日金曜日
水門の日々
炎天下の中、といっても気温は30度程度だが、その中を歩いて調整池にたどり着く。
規模は小さいけど
先日見た調整池と
∧∧ 作りは似てるね
( ‥)
−( ‥)6月6日に見た
調整池は300メートルは
あったからなあ
=>hilihiliのhilihili: 果てしなき青と川の痕跡
今日訪ねた調整池はずっと規模が小さい。しかし見た目は似た感じだ。例えばここでは二つの河川が合流するのだが、あっちもそこは同じだったと思う。
この町は扇状地の水田地帯だったせいか、とにかく河川が碁盤目状に分岐する。次々に分岐して、そうして次々に合流しながら再び分岐する。そういうことを繰り返している。
水田に水を供給しつつ
水を分散して
氾濫が起こらないように
∧∧ しているのだろうね
(‥ )
−( ‥)ここ数日懸案にしている
豪雨時の水門閉鎖と
大量の水を脇の暗渠へ
導く措置
あれも
その一環なのだろうな
本来の川筋を水門によって閉鎖し、まったく別の方角へ水を流す。あれだけ大量の水だ、どこかへ大量に排水しなければいけない。どうも思うに、近隣を流れる河川へ投入するように思える。実際、その河川、妙な場所に大量の水が合流しうる開口部があるのだ。普段は水量がほとんど無いものなのに、ずいぶん大きな開口部なのである。いかにも非常時に使う迂回路と言う感じに見える。
でもあれ最短距離でも
∧∧ 700メートルはあるよね
( ‥)
−( ‥)しかも地形から考えると
これまで存在した
河川に蓋をして
暗渠にしたとか
そういうものでは
ないんだよな
こんな大規模な
土木工事をするものかな?
確かにこの近辺、この仮想的な土木工事が鼻白むような大規模な整備工事を行っているので、もしかしたらその一環であるという可能性もあるのだが。
いずれにせよあれに呑まれたら
∧∧ 生存は厳しそうですな
(‥ )
−( ‥)河川に蓋をして
地下水道である暗渠にする
まったくもって無粋だが
極めて必然でしかも
便利なんだよな
河川に蓋をする。たったこれだけで水路が道路に代わり、しかも排水能力はそのまま維持できる。こんな良いことはない。明るくて生物のいる河川は見た目は素晴らしいが危険だし、造成、整備、維持に金と手間がかかりそうだし、わらわら何かろくでもないものが出てくるものだろう。カならまだ良いがブヨとなったらやっかいものだ。
ともあれ
調整池の水門で河川は合流し
こうして流れていくが、河川はまた再びこの先で分岐するのだ。少なくとも地図を見る限りでは。
知らん間に河川を
∧∧ 見失ったぞ
( ‥)
−( ‥)ああうん商店街を
ぼんやり眺めていたら
失念してしまったな
商店街はさびれてはいたが、まだ大分生きていた。多分、周囲になにもなさ過ぎて、遠出しなくてもすませられる程度の需要が存在するからだろう。銀行、床屋に美容室、電気屋に布団屋、飲み屋に居酒屋。本屋まであるのは意外だった。閑散としつつも人口自体は稠密でそれなりな賑わい。家並みは立派で古い農家であったものが多いが、道は狭く、交通量が多く、歩道が無くて危ない場所でもある。
このあたりで時々ある
町並みだね
古い集落というか
∧∧ 村の跡だよね
(‥ )
−( ‥)マイカーが普及する前
戦後すぐにそこそこ
発展した場所は
どこもこうだな
大きな道路の必要性を
感じないまま
昔の区割りで家を建てると
こうなっちゃうんだよね
うねる道をたどり、町外れの別の河川まで出て帰る。