2017年6月9日金曜日
倒木と山頂とホオノキと遠雷
山に登った。半年ぶりだ。豪雪が積もったり、〆切だったりと、いつの間にか時が過ぎていたのである。
(‥ )そしてひさしぶりに
登ったら
体に負担が
かかっているのです
∧∧
( ‥)さよか
以前、下山した時に通って、なんじゃこの遊歩道は? ちゃんと整備しろよ思ったところを今度は登る。
夕暮れ迫る中、先も分からずに下る悪路は、これ本当に降りれるの? と不安に駆られて精神的にちょっとつらい。
だが一度通ればそこれはすでに知った道。では、余裕を持って登ったらどうなるか?
あれから半年以上。相変わらずの放置ぶり。倒木だらけ。
∧∧ どうだ?
( ‥)
−( ‥)不安感はないけどね
やっぱ
面倒くさいだけだわ
だめだこの道
ちなみに写真は撮れなかったが、途中でがさがさっと大きな動物が逃げるのを2度目撃する。背中が茶色でお腹が白、丈がある後ろ姿からすると、どうもシカらしい。
住宅地や学校の
すぐ裏だよ?
∧∧ こんな場所にいるんだ
(‥ )
−( ‥)こんな倒木だらけの
半ば放棄された
遊歩道なんか
誰も通らないだろうしな
動物にはむしろ
ありがたいかもな
山頂の光景は美しい。
まず山Kを登り、次に山O、そして山Zへ移動して下山する。そういえば途中で見るいつものヌタ場は相変わらずだ。ぐちゃぐちゃでイノシシらしき足跡も残っている。ここから西は集落なんだが
どうも動物達は人家を縫うように、うまい具合やっているらしい。
そして廃道の脇で揺れるホオノキ。
風に巨大な葉がゆったりと舞う様は印象的だ。
さらに夏至間近の強い日光の元で成長する雲。遠くゴロゴロと遠雷の音も聞こえる。
天気予報ではここはまだ降らないし、遠雷の音も天気分布予報で雨とされていた地点のもの。慌てる必要はないし、そもそもすでに下山である。ぐるっと三つの山をめぐって帰る。
(‥ )でっやっぱり体に
負荷が残っていてな
∧∧
( ‥)さいですか
まあ、いきなり無茶しちゃいかん、ということらしい。