2017年5月6日土曜日
自由を手にするは今、この時ぞ
予算は少なく、事務員なども減らされて研究と関係ない作業で忙殺されて本業に集中できず…
∧∧
(‥ )...という最近増えた
\− 研究者の愚痴にも
冷淡な人は多いよね
(‥ )そんなの俺も同じだよ
むしろお前らは
恵まれてるじゃん
なに文句言ってるんだよ
この税金泥棒!
…まあこんな冷淡さだね
∧∧
(‥ )雇用の不安定化は
\− なにも研究職だけの話では
ないですからなあ
かつて公務員が税金泥棒と
やり玉に上げられたように
研究職も攻撃対象になって
リンチされるご時世ですかな?
(‥ )研究者を冷遇したら
国力がー
と言うことはできるし
それは正論なんだが
その一方で研究者達は
我々は国民の生命安全を
守らない! と
主張してしまったし
説得力ないよな
残念ながら、学問は、特に自然科学は本来、人類にまったく必要がない分野なのである。というか存在自体が悪なのだ。
∧∧
( ‥)自然科学は新しい技術を
作り出す
新しい技術は社会を変革する
それは必ず
既存権力のみならず
社会の破壊と混乱を
まねくのである
( ‥)自然科学は
−/ 抹殺されるべき
分野なのだ
ではなぜその抹殺されるべき自然科学が存続どころか推奨と興隆を許されてきたのか?
答えは単純で、敵との戦いに勝つためであり、自然科学を放棄したら敵に抹殺されるかもしれないという恐怖のゆえであった。
∧∧
(‥ )よく言われる
\− 科学自体が戦争で促進された
という説自体は怪しげだけど
(‥ )その説はかなり怪しげだな
戦争で発見された新理論
ってのは
ちょっと思いつかん
全部、前からあるものの
応用だよね
アルキメデスの対ローマ戦、ガリレオの砲術、アインシュタインの核兵器に至るまで、理論はすでにあり、それが応用されたにすぎぬ。つまるところ戦争は科学の母などではない。
だが、自然科学が放棄されなかった理由が戦争と恐怖であることは間違いない。
自然科学を放棄したら敗北するのではないか? この疑心暗鬼と恐怖と憎悪とは、何も殺し合いに限らない。例えば日本だってアメリカだってインターネットを禁止し、抹殺することはできたであろうし、その方が良かったであろう。
∧∧
( ‥)でもそれをしたら敵国に
遅れをとって
我が国が植民地化される
のではないだろうか?
その恐怖が
禁止をさせないのである
(‥ )たとえその結果
既存の出版や小売業や
電信、マスコミ、放送業が
衰退しようともだ
恐怖が保護と禁止を
させないのだ
苦痛と恐怖と憎悪、そして競合と殺し合い。これこそ、自然科学が存続を許されてきた基本であった。
∧∧
(‥ )でも逆に言えば
\− 恐怖に対抗し
敵に対する憎しみを
守ってくれない科学は
予算を削られて当然だと
(‥ )科学どころか
守ってくれない学術は
削減されて当然なのよね
そもそも
必要ないのだからな
文系は無くしましょうね
と国家がいうご時世だしな
∧∧
( ‥)そこんとこを踏まえない
研究者たちが
どれだけ愚痴をこぼしても
誰も話を聞いてくれないと
(‥ )出来る奴はとっくに
方針転換して
予算取れる分野に
移行してるしな
そもそも今時は
どこでも誰でも
そうだし
こんな程度の愚痴で
誰も同情なんか
してくれんよ
いや、というか、こんな愚痴ごときで同情してもらえると本気で思っているとしたら、それ自体がどうかしている。
∧∧
(‥ )同情とかじゃないんだよ
\− ため息がもれるんだよ!
と言いそうだけどね
(‥ )同情を求めていない
愚痴などありえないし
同情されない愚痴を
こぼす危険性を考えない
浅はかな反論であるな
∧∧
( ‥)同情されない愚痴をこぼすと
周囲から反感買って
絶頂つるし上げ状態に
陥りますからなあ
(‥ )特にそやつが税金を
もらっているとなると
みんな容赦なくなるのよね
みんなでバルサンたいて
いわば寄生虫駆除大会に
なっちゃうんよね
そしてこれは道理なのよね
その点を踏まえずに愚痴をこぼすのだとしたら、それは隙があると言うのだ。
∧∧
(‥ )俺たちには愚痴をこぼす自由も
\− ないのか?? と怒る人も
いるでしょう
(‥ )愚痴をこぼす自由はあるし
むしろ
いらん愚痴をこぼして
自滅することこそが
自由というのだよ
絶えずたえず、生まれてから今まで、100と80を見せられたら100を取り、あるいは50と70を見せられたら70を取ってきた。こんな選択肢の連続は自由とは言わん。こんなもの自由意思を言い訳にして運命を獲得しただけではないか。自由を行使せず、運命を獲得し続けた果てに滅びの経路に入った今になって、突然、自由が欲しいなどと笑わせる。
∧∧
( ‥)自由とは
不幸になる権利のことである
(‥ )さあ自由を手にするは
今、この時ぞ