2017年1月28日土曜日
彼が馬鹿であろうがなかろうが、選択は予定必然のものである
地球上の元素は有限であり、地球に入射してくるエネルギーは一定である。
∧∧
(‥ )つまり富を増やすことは
\− できず
利用可能なエネルギーを
増大させることも
できないのである
(‥ )やれることは
これまで埋没して
利用できなかった資源を
採掘する
地球に入射してきた
エネルギー利用を最大限に
効率化する
地球に入射してきて
そのまま蓄積されてきた
エネルギーを採掘利用する
これしかない
つまり、採掘を行う地学、太陽エネルギーからの光合成を効率化する農業、そして過去の太陽エネルギーである石油の採掘と精製。これしかなかった。
∧∧
(‥ )風力とか水力とか
\− 太陽光発電とかは
あまり意味がない
(‥ )地球に入射してくる
エネルギーを
あますことなく
利用するという点では
上記にかなうけども
実際はほとんど無意味だね
人類は地球に入射してくるエネルギーが一定、かつ有限であるということに耐えられなかった。それゆえ石油という過去の太陽エネルギーを化学エネルギーに保存蓄積したものを利用するようになった。これは要するに毎月の給料が少なすぎるので過去1000万年にたまりにたまった膨大な貯金を湯水のごとく使って生活するに等しい。
∧∧
( ‥)日々の給料では
まるで足りないから
貯金を使って豪華な生活を
している人が
日々の給料をもっと効率的に
使いましょうって言ってもね
なんの説得力も
ないですからな
( ‥)水力、風力、太陽光発電
−/ どれもこれも意味なんか
ありゃせんのだが
どういうわけか
これ理解されないのよね
良く理解できないが、多分、人間は光合成を理解していないのだろう。光合成は光エネルギーを化学エネルギーに転換する過程であり、石油はその濃縮だ。つまり石油こそが唯一成功した太陽光発電だということになるのだが、これが理解されていない。
それを踏まえると間違った理解に基づいて考えられた太陽光発電や再生エネルギーとは、あるいは持続可能な文明とは、そのことごとくがやはり間違いだということになろう。
さてもさても、これを踏まえるとだ、果たして人々はトランプ大統領のことを笑えるであろうか?
∧∧
(‥ )トランプさんは温暖化の議論が
\− アメリカの産業を窒息させて
いると考えて
環境保護局の予算を削減
温暖化を示すデータや根拠の
削除を指示したとか
(‥ )まあ産業としては
そっちの方がいいからな
そもそも産業革命以来
人類は地球に入射する
エネルギーだけで
生活することをやめ
過去の太陽エネルギーを
食べることに
決めたのだからね
この決断、当然でしょ
そもそもどうしようもないのである。
例えばA国がそういう浪費的な生活を放棄、節制しても、B国がそれをしなかった場合、A国はB国に敗北して呑み込まれてしまうのだから。
∧∧
( ‥)つまり列強ひしめく地球では
相手に併呑されないように
どの国も軍事、科学を
放棄できないし
それと同様に
化石燃料を浪費する生活を
放棄することが
できないのである
(‥ )競合こそが文明と科学と
技術と産業と経済の
果てしない発展と暴走を
作り出し
それこそが
豊かさと自由を生み出し
そして
破滅の源泉となる
だから放棄しようという試みは必ず失敗する。
いや、そもそもその結果がトランプ大統領の決断だということになる。
つまりトランプ大統領は科学も分からない馬鹿だ、とか、そういう論評はどうでもいいことだし、要点からずれているのだ。
彼が科学を分かろうが分からなかろうが、
彼の信念がトンデモであろうがなかろうが、
彼の選択が意図的であろうがなかろうが、
どうあがいても至る道も選択肢も、どれも同じだということである。
∧∧
(‥ )トランプさんを馬鹿だと
\− 言うことには
何の意味もない
(‥ )彼を愚かと笑うは
物事から目をそらすことに
他ならぬ
そういうことだな
すべては予定された航路を走る。それだけのこと。
∧∧
( ‥)すべての可能性が
収束していくこの世界線
(‥ )よいよい
なにもかも
予定通りではないか