2016年11月7日月曜日
心がすでに逃げている
意味は分かるが日常使っていない言語は魔法語になりうる。
∧∧
(‥ )逆さ言葉や
\− 語尾だけを語頭につける
ギンザでシースー
(‥ )英語も魔法語に
なりうるのだ
コンプライアンスをゼロベースでガバナンス〜
∧∧
( ‥)これは意味通らないけどな
(‥ )でもほとんどこういう
無意味な使い方を
してるだろ?
人間は自分たちは他人と違う特別な異界に所属している、という雰囲気を大事にするから、制服を作ったり、お揃いのハッピを作ったり…
∧∧
(‥ )あるいはオタ芸だの
\− 無意味な略語、俗語
スラングを製造連発する
(‥ )それは
皆との一体感を示し
私はあなたの仲間です
という意思表示である
そしてここは異界である
自分は特別であるという
価値の製造
あるいは捏造なのだ
存在しない価値を作り出すための異質な言葉。
それは魔法の言葉であるし、価値の捏造でもあるし、精神論で世界を記述しようという生気論な逃げでもある。
∧∧
( ‥)要するに魔法の言葉だと
( ‥)みなが無駄に使いたがるし
−/ 使わないと仲間に入れて
もらえないから
使わざるを得ないわけ
でもあるのだが…
とはいえこれ、まったくの無意味だよねえ。
いや、単純な無駄よりなお悪い。なぜってこれは逃げだからだ。
∧∧
(‥ )無駄自慢をするのが人間だし
\− 無駄が経済を回すわけだけど
魔法の言葉は自慢にも
経済にもなりませんなあ
(‥ )しかも逃げだからな
それもどっちかというと
現実逃避の方だ
こりゃいかんよ
だいたい、言葉は本来理解や把握を伝えるためものである。それは可能な限り還元されねばなぬ。
複雑な意味を押し込んだ造語を幾つも無意味に羅列するとは、すでに心が現実の課題から逃げて、組織の維持だけに目がいっている証拠ではないのか?