2016年11月8日火曜日
ネットの情報が有益だというなら命をベットせよ
∧∧
( ‥)どうだ?
( ‥)2枚描いたところで
−/ 疲れたんで
一回休むね
∧∧
( ‥)ノルマは3枚だぞ
( ‥)作業はマラソンだから
−/ 短期できばっても
後で倒れるからな
無理がきたら
休むに限るよ
さてもさても
無限にコピーできる情報はそれが文字であれ文章であれ小説であれ漫画であれ音楽であれ、値打ちを失い、値打ちを失ったそれは価値も失う。
∧∧
(‥ )つまりネットの情報は
\− すべて価値も無ければ
値打ちもないのである
(‥ )そんなはずはない!!
と血相を変える人も
いるんだけどもね
それは事実であり
事実でない
無限にコピーできるのに、それでも無限にコピーできないものがある。
例えば、難解な情報。
難解という意味はあまりに広すぎるが、ここでは、有益ではあるのだが読み手の知識と能力では手に負えない、という程度の意味で使う。
∧∧
( ‥)電子情報である以上
難解な情報も
無限にコピーできるが
難解なので手が出せない
見てるだけ
(‥ )弱ったことに見ても
分からんのだ
スポーツの観戦とは
違うのだな
人間は体を動かす。だからスポーツなら、高度な技量を見ても、完全な実感には至らないものの、すごいということは分かる。
∧∧
(‥ )でも読み手の知識と
\− 能力、経験、常識、仮説では
まったく手に負えない情報では
そういう実感すら湧かない
体感が原理的に不可能
(‥ )だから見ても分からん
皆が感じるのは
何が何だか
分からないという
困惑だけだ
これが、雑誌ムーに掲載されるような情報には色めき立つのに、科学の情報には知らんぷりする人々の反応とその理由。
手に負える情報だけを求めると、価値が無くなるのだ。
∧∧
( ‥)しかしだからこそ
有益だが難解な情報は
無限にコピーできるのに
価値を持つに至る
(‥ )端的に言うとだな
理解するのに膨大な
カロリーを消費する
その無駄それ自体が
価値と値打ちを
産み出すのだ
理解に消費するカロリー。こればっかりはコピーできない。だからこそ、難解な情報は、それ自体は無限にコピーできるにも関わらず価値と値打ちが出る。
だがしかし、今度は読み手に問題が生じる。
∧∧
(‥ )読み手に体力がない場合
\− 難解ゆえに価値ある情報は
手に負えないものとなる
(‥ )ゆえに体力無き者には
難解ゆえに価値ある情報は
価値の無いものになって
しまうのだ
まあぶっちゃけ
猫に小判なんだよね
猫は金の化学的頑健さや安定性、そして色、加工のしやすさ、視覚的装飾と繁殖の成功度、という概念を持たない。
そもそも猫は色を人間のように認識しているのか疑問だ。
かように感覚が人間と違うから猫には金への関心がない。
だから金に関する欲望に基づいて、金を大量の食料と交換できるという概念も理解しない。
猫はその視覚と神経構造ゆえに金に基づいた貨幣とか交換とか通貨とか価値とか、そういう概念を持っていない。猫にとって金は無意味な存在なのだ。
これと同様、難解ゆえに価値がある、という情報は、それを理解する能力の無いものにとって価値も値打ちも無いものとなる。
∧∧
( ‥)となると
彼がネットで手に出来るのは
自分でも即座に理解できて
鵜呑みにできる情報だけだ
ということになる
(‥ )そんなものに
価値も値打ちもつかない
ゆえにネットの情報には
価値も値打ちもない
そういうことだな
つまりこうである
無限にコピーできるゆえにネットの情報は、原理上すべて価値がない。
しかしそれでもなお、難解ゆえに価値と値打ちを持つ情報もあるが、読み手がそれを全部はねのけてしまう。
結果的に読み手の周辺には、価値も値打ちもない情報だけが濾過されて集積する、ということである。
だからこういえばいい。
ネットの情報は当人の脳の限界に応じたものしか集まってこないので、自動的に価値も値打ちも失うと。
ネットの情報はタダだ。タダの情報はやっぱりタダだ。そう言われた時に激怒するのなら、なればお前の脳が出せる無駄を提示せよ。
価値と値打ちを出したかったら、無駄なカロリーを消費して脳を動かすのだ。それができぬというのであれば、お前の集めた情報はすべてゴミとなる。
脳は人体における全代謝の1割り、2割りを消費する。そのうえさらに脳を動かすとなれば、それは文字通り、命をおびやかしうる危険な行為となろう。
ネットの情報は有益なのだと豪語するのなら、脳を動かすことで、汝の命を賭け金として差し出せ。それが条件だ。