2016年11月10日木曜日
合衆国への道 帝国への道
直接選挙制は素人を最高指導者に送り込んでしまう危険がある。
二大政党制は政権交代のたびに対立する両派の方針で国家がぶれる危険がある。
∧∧
(‥ )その両方を体現した国家
\− アメリカ合衆国
(‥ )なんか本人達どころか
日本人を含めた諸外国人まで
これを弱点とは思ってなくて
むしろ利点だと
勘違いしてるみたいだがな
体力があるから
目立ってないけど
これ国家を滅ぼしうる
愚策よね
これを緩衝するには、
事実上、世襲議員制にしてしまう
政党の力を強くして政党に支持されないと出馬が事実上不可能にしてしまう
そもそも大統領を飾り物にしてしまう
∧∧
(‥ )事実上の立憲議会制ですね
\− 選出されども統治せず
(‥ )アメリカって
植民地の現地人が
勝手に作った政府という
原始的かつ民主制の問題点を
一身に背負った
業な仕組みをそのまま
引き継いでるからな
仕組みの幾つかを無力化して
民主制を放棄しないと
問題点を是正できない
せめて直接選挙制はやめて日本みたいな間接選挙制にすればよかろう。
∧∧
( ‥)という方向へいくと
あなたは思っていたけど
そうじゃないかもしれない
(‥ )民主制の事実上の放棄
立憲議会制への移行って
アメリカが世界帝国で
いるために必要な
政策だろうからね
世界帝国を放棄し、同盟国に駐留せず、世界の3分の1を支配する島国として君臨するというのなら、こうする必要はない。
∧∧
(‥ )アメリカは地続きの
\− 敵国が事実上存在しません
からね
軍隊をそこまで展開し続ける
必要性が必ずしもない
(‥ )かつての
ローマ帝国みたいに
三つの戦線に大軍を
はりつかせて
なにがなんでも後退しない
みたいなことをする必要は
ないんだよな
∧∧
(‥ )だとしたら
\− 民主制を放棄してまで
方針のぶれない強固な
指導体制を作る必要は
ないよね
(‥ )人間に
自由意志はないからな
必然性がない状況には
収束しないからね
∧∧
( ‥)自由意志など無いというと
激怒する人いるけどね
(‥ )腹が減ると
飯の事を考えるのにかい?
人の意思は肉体の影
己の意識など
体の主でないことを
知るべしだよ
ともあれ、国境防衛の必然性がないとなればアメリカは直接選挙制を改めることなく、弱点を保持したまま縮小へ収束することとなる。
∧∧
(‥ )すぐではないけどね
\−
(‥ )まあともあれ
あれだ
この理解に従えば
アメリカはずーっと
民主制を是正しないまま
時間の中を流れていくって
ことだな
はて? それを考えると民主制が今一番、放棄へと収束する場所というと...
∧∧
( ‥)EUですか
(‥ )多分そうじゃねえか?
民主制は本来、差別と排他の社会制で、単一民族、単一文化しか認めない。
他の文化を破壊し、他民族を奴隷化、抹殺して共存を認めない。これが民主制というものだ。
∧∧
(‥ )でも今のEUは多文化共生で
\− あるのだと
(‥ )それを実現したら
イスラム教徒の町と
キリスト教徒の町が
隣同士で併存するけど
干渉しないって方向へ
いくわけだよな
でもそういう社会って
中東のように独裁制でないと
無理っぽいのよね
そんな状態で、みんなで選挙したら必ず意見が割れて殺し合いだ。
というか独裁制が崩れた後、ユーゴスラヴィアとかイラクは殺し合いになった。
だったら多文化共生でも安定な、王と貴族による支配へ収束し、移行するのが必然。
∧∧
(‥ )EUはそうなりますかね?
\−
(‥ )事実として
そうなりかかっているし
そうなりやすいんじゃ
ないか?
国家よりも大きな権限がある、とは民主制を否定してるってことだし、そうでないと争乱が起こるというのなら、そうでなければならない。
そもそも民主国家同士の激烈な殺し合いを抑えるためにEUは作られたのだ。
∧∧
( ‥)だったらEUが
民主制を否定するのは
むしろ必然なのである
(‥ )それにEU内の
最低賃金労働者を
働かせることで
偉い連中は
儲けているわけだよな?
最低賃金労働者を自由に湯水のごとく使えるのなら、他の労働者の賃金もそれに収束する。
∧∧
(‥ )つまり労働者は地位を
\− 自動的に低下させ
雇用者は儲けて地位を
向上させる
(‥ )格差が拡大する一方で
統治者たちは
多文化共生で
争乱の原因を圧殺する
役割を持つわけだろ?
そんな状況で民主制が
もつわけなかんべ
∧∧
(‥ )どのぐらいもちますかね?
\−
(‥ )形式はずっと後まで
残るだろうけど
二世代もつか
怪しいもんだがな
∧∧
( ‥)民主国家という名目の
君主国が集合した
EU帝国ですか
(‥ )多分、ドイツ人貴族が
主体なんじゃないか?
そして何世紀か未来
今だに立憲君主国で
民主制を保持する島国
イギリスとEU帝国が
ドーバーで対決するんだ