2016年3月31日木曜日
理想的な民主主義者は必ず独裁制を希求する
手持ちの情報で世界を理解する。
自分が理解して考えるにこうすれば問題は解決できる。
これは明白なことであるのに、なぜ皆はしないのか?
それは世の中はこんなことも分からない馬鹿だらけだからだ。
なれば自分が最高指導者に自分の計画を持っていて、それを鶴の一声で実現すれば良いではないか。
∧∧
(‥ )しかしこれは
\‐ 組織を無視したただの
独裁制なのである
(‥ )民主制を声高に言い立てる
連中が拙速であること
排他的な独裁主義であること
他人の意見を聞かない
理想主義者であるのは
これが原因だろうな
端的に言えば、自分が考えた無矛盾かつ無謬の計画を実現したい、それだけのために直接民主制を信奉している、ということになろう。
民主主義者にはどうしてもこういうものが混入してくる。
∧∧
(‥ )実際のところこの世に
\‐ 無謬の計画など存在しない
むしろ民主制は
先が見通せない状況において
参加者を演算素子にすることで
選択肢を発見する
巨大演算機械だと考えるべき
ゆえに未来は見通せず
今しか分からない
どっちかというと
民主主義は反知性主義
あるいは無知性主義ですかね
(‥ )頭の良い連中は...
というか
「俺のプログラムに
バグは無い」
と考える連中は
これが我慢ならんのだな
だから民主主義と言いつつ
実際には賢者による独裁制を
実現しようとする
∧∧
( ‥)頭の良い人間というのは
( ‥)浅ましい奴らだよ
‐/ まあ単に痛い連中
なんだけどね
俺の計画に矛盾はなく、ゆえにバグもない、などと本気で言う奴らなど信用できぬ。
では望ましい民主主義者とは何者であるか?
∧∧
( ‥)やっぱ阿呆な人ですかね
(‥ )あばばー
所詮、人は演算素子でしかない。演算素子に何かを見通すことなど出来やしない。
これゆえ、何かを考えるなど無駄なこと。遠大な目論みにも計画にも意味はない。
むしろこうである。説得力ある知性と教養あふれる人間など殺してしまえと。
そんなもの、演算の役には立たぬが故に。