絵を描いていると背中が痛くなることがある。なにか筋肉に負荷をかけるらしい。
∧∧ 痛くはないけど
( ‥)
‐( ‥)散歩だ散歩
歩くと体の色々な部分がほぐれるものだ。
もはや正月も3日目。昨晩まで開いていた神社の門は閉ざされて、照明はついているが、もう入れない。
ぐるっと回った帰り際、ふと視界に何か感じた。
民家の2階。多分、階段についた明かり取りの窓であろう。階段の照明を背景に、そこに巨大な頭と顔があって、こちらをじっと見下ろしている。
プーさんだ。
紙に描いたものらしい。ぬいぐるみではなく、光を透かしている。ぼんやりとした影に黒々とした目がうかんでこちらを見ているのだ。まるで巨人がこちらを見透かして覗いているかの有り様。
∧∧ 意外とこえーぞ
(‥ )
‐( ‥)窓から顔だけが見える
まるで壁の向こうに
巨体がありそうだしな
帰ると日付は変わって1月4日。気温11度、湿度42%である。