2016年1月26日火曜日
誤謬はドラマチックな高揚感と共に
∧∧
(‥ )アメリカ企業はすごいんだ
\‐ 頭いい人が集まってるし
皆ですごい競争をしてる!
という話
(‥ )そこでまず
次のように考えてみる
頭の良い人間が提案する頭の良い計画がうまくいくというのなら、では、世界はなぜこのような姿なのか?
これを説明する仮説は幾つかありえよう。
:頭の良い人間は頭が良いにも関わらずなぜか馬鹿に排除されて計画を実行できない
:頭の良い人間が過去幾度も頭の良い計画を実行したのだが、全部失敗した
:頭の良い人間が考える頭の良い計画は、実は全部欠陥品である
∧∧
( ‥)要するに頭の良い人間は
馬鹿ってことだろ?
(‥ )まあそういうことだ
少なくとも、頭の良い人間が考える頭の良い計画がうまくいかないことは、かように明白である。これは世界の真理、数学の定理にしても良いくらい自明のことだ。
∧∧
(‥ )でもアメリカ企業では
\‐ 頭の良い人間が
頭の良い計画と企画で
成功をして...
どういうことですかね?
(‥ )ありもしない因果関係を
あると思い込んでいる
そういうことじゃねえか?
日本企業が偉大であったのはなぜか? それは人件費が安かっただけのことである。
∧∧
(‥ )でも企業戦士のおっさんたちは
\‐ 自分たちが優秀だから成功した
がむしゃらに頑張ったから
成功できた
真面目に残業したから
成功できた
そう勘違いしたんだよね
(‥ )アメリカ企業は
頭の良い奴がいっぱいだ!
だからすごい! ってのも
同じ勘違いだろうな
すべては幻想であった。
もちろん幻想でも役に立つ。
例えば、この会社はすごい! と思えば株価は上がるであろう。
∧∧
( ‥)頭いい人を集めた企業も
そういうことですかね?
(‥ )この世の多くは幻想よ
世界の価値は夢まぼろし
その根幹は、我々の認識にある誤謬が由来だ。
そして誤謬とは、絶えずドラマチックな高揚感と共に訪れる。
頭の良い人間が切磋琢磨する現場と聞いて、あなたの心理は何を覚えましたか?