2016年1月10日日曜日
9日の金星と土星
すでに日付が変わったので昨日のことだけども、2016年1月9日の金星のスケッチ。
∧∧
(‥ )土星がすぐ近くに
\‐ ございますと
(‥ )9日の朝5:00
今が
10日の00:45だから
ほぼ19時間前の状態だ
この時は50倍の視野でも
金星と土星が一緒に見えた
土星がちょっと暗すぎるかもだけど、50倍で覗けば、土星はまあこんな感じで見える。なんか楕円っぽい夜空に張り付いた写真のようで、明るくもなく、暗くもない。落ち着いた、絵のような天体だ。
土星の運行は遅い。今はさそり座のアンタレスから少しはずれた場所を運行中(星図でいうと厳密にはへびつかい座である)。
さそり座が見えるのは明け方だ。5時ぐらいに南東の地平線に明るい星があったら、それは金星であり、その脇にあまり明るくはないが、はっきり見える黄土色の星がある。それが土星。アンタレスは腕を伸ばした時に指4つ分ぐらい離れた角度にあるが、都市部の明るい地平線ではちょっと見えにくい。
さてもさても、9日に金星と土星が最接近するというのは聞いていたけど、すっかり忘れていた。日課である惑星の位置の観察をしている時に気がついたのである。
∧∧
(‥ )本日10日だと
\‐ 金星さんはすでに
足早に土星さんの脇を
すり抜けている
はずだよね
(‥ )金星は太陽と一緒に動くし
今は地球を内側から
追い抜いて
太陽の向こう側へ
回り込もうとしている
東へ向かう二つの動きが
合わさっているから
速い速い
明け方の空を見上げた時、天空を少し東側へいったところにある明るく黄色い星は木星だ。南の空に青と赤のやや暗い星が見えたら、それはおとめ座のスピカと火星。そして南東の地平線の上に金色に輝く金星と、落ち着いた色合いの土星が見える。
つまり、今の明け方の空には四つの惑星がそろい踏み。
∧∧
(‥ )水星さんは今は
\‐ 夕方の空だよね
(‥ )今月下旬から
2月には明け方の空へ
やってくるらしい
惑星が五つそろったら
ちょっとした見物だね
*2016.01.10 8:45追記 10日朝の時点で金星は角度にしておよそ1.5度を移動。あっさり土星を追い抜いて、その間隔は満月の1倍半ほどに開いた。今朝は50倍でもまだ同一視野に収められたが、明日の朝には25倍の視野も抜け出るはず。