2015年12月9日水曜日
デブになりたくない一心で脳が偏食デブになる
外食なり弁当なり、あるいはお菓子なりスナックなり。
それらは売るために調整されている。
∧∧
(‥ )塩分が多いとか
\‐ 油が多いとか
炭水化物だとか
(‥ )それを食べると
デブになるんだ
というか食べ過ぎだな
これと同様、本もまた売るために調整されたものだ。
∧∧
( ‥)だから本を読むと
確実に馬鹿になる
(‥ )困ったことにな
デブと違って
本は認識そのものに
影響を与えるのだよね
端的に言うと、本を読むと認識も理解も馬鹿になるので、自分の間違いを認識できなくなる。
∧∧
(‥ )馬鹿になった認識で
\‐ 次の本を選ぶから
ますます馬鹿になるし
認識と識別が馬鹿になった以上
選ぶ本の内容は
ますます馬鹿になる
(‥ )まああれだな
出版界と読者の関係は
過剰な塩分と油で客を
中毒させるラーメン店と
固定客みたいなものだ
すなわち読書家とはラーメンの食い過ぎでおっ死ぬデブと同じ。
彼らは認識論的なデブである。
もちろん、塩分と油と炭水化物は人間にとって必須である。必須である一方でそれは自然界ではなかなか手に入れられない。だから人間の趣向や味覚は塩と油と炭水化物に非常に強くひきよせられるようになっている。そしてそれを体に取り込んだら、そう簡単に手放さない。簡単に手放すようなガリガリ君はあっという間に飢え死にだ。
∧∧
(‥ )だけどこれは野生環境下で
\‐ 進化的に調整された
性質であって
現在のような
食い放題の
”飼育環境下”では
困った事態を招くわけだ
(‥ )そういうことも人は
忘れてしまってな
なんで人間は
体に悪いものを
欲しがるんだろう?
とか
炭水化物は
体に悪いものだ!
人体の構造を見なさい!
ほとんどが蛋白質だ!
炭水化物なんか必要ない!
とか
めちゃくちゃを
言い出しよる
構成物の割合が動作における必須の割合なら、自動車はガソリンではなく、金属を燃やして走らねばならぬ。
もちろんそうではない。炭水化物悪玉論など愚の骨頂。
あるいは、塩が重要な交易品であったことは、誰もが歴史で習ったはずではなかったか?
塩そのものや塩の引換券が貨幣の代わりになったり、あるいは国家の専売事業であったことなどからも、その重要性が分かるはずではなかったか?
∧∧
( ‥)でもおかしな本を
望むがままに読んで
炭水化物は毒だ! とか
塩悪玉論とかを
言い出し始める
(‥ )皮肉なもんだな
デブになりたくない一心で
頭が偏食デブになっとる
脳の偏食デブは認識に影響を与える。自分の望むがままの認識を補強するために本を偏食するし、それが売れるから本が生産される。
すなわち、読書家とは、認識論的なトートロジーに自らはまって抜け出せなくなった中毒患者たち。