2015年12月25日金曜日
読書家は文法を食っている
∧∧
( ‥)でっ結局のところ
結論は同じだね
(‥ )世の中の人は
情報が嘘なのかどうか
そんなことは気にしない
話が面白ければ良いのだ。
話とはトリビア的なネタである。だとしたらその真偽は関係ない。面白ければ良い。根拠も必要ないし、根拠の正当性を示す必要もない。
∧∧
(‥ )だから
\‐ この仮説が正しい
その根拠はこれこれである
そう説明することは
望まれていないし
評価もされていない
(‥ )もちろんこの見解に
反発する人もいるな
このネタには
根拠が書かれている
これは
根拠を書けば売れる
証拠であるとね
もっとも、そういう人が示す根拠とは突き詰めると、文章が論理的である、という程度の話である。
そして文法的に正しい文章で嘘をつけるように、文章が論理的であることは内容の正しさをまったく保証しない。
*そもそも確からしさとはテストだ。テストとは経験である。これに対して論理とは経験ではない。つまり論理は、確からしさをまったく保証してくれない。論理とはただのガラクタである。
かように、根拠や確からしさは求められていないし、皆が買った根拠とやらは、実際には根拠でもなんでもない。皆が珍重しているのは実のところ文法だ。
∧∧
(‥ )だとしたら根拠を書いた本は
\‐ 皆から望まれない
根拠を書いた本とは
余計なことを書いた本
でしかない
(‥ )難しい本は
読書家に売りつけろ
という考えもあるが
これは駄目だろうな
読書家とは、所詮は飼いならされた家畜も同然。
根拠はないですが、これが正しいですから鵜呑みにしなさい、信じなさい。そうやって与えられたトウモロコシをむしゃむしゃ食べるひ弱なウシのようなものでしかない。根拠なんてものを書いた枯れ草を読書家なんぞに与えたら、奴らは消化できずに死んでしまうだろう。
∧∧
( ‥)あるいは最初から
食べないかね
( ‥)よく
‐/ 著者はライターなのに
これではまるで
専門書みたいだ!
とか文句言う読書家が
いるだろ?
ああいうのが
デンプンたっぷり
甘いトウモロコシだと
思っていたのに
枯れ草じゃないかよ!
と文句いってる家畜だな
読書家は、本を読んでいるから彼ら自身は得意になっている。
だが実際のところ、一般書を読んでいる時点で脳の出来は落ちこぼれであると考えるべき。彼らは根拠など求めていない。結局は文法を食べているだけだ。そしてまずい文法を食べられる俺はすごい、と苦労自慢しているにすぎぬ。
∧∧
(‥ )では枯れ草に
\‐ 砂糖でもまぶしますか?
(‥ )んー
せめて柏餅、桜餅にして
葉っぱごと食べさせる
それがたぶん限界
だが、読書家という連中はこういうものを食べないだろう。彼らは本を買う時、難しい本を沢山読める俺様はエリートだ、という自負心を購入しているのだ。
そうであるからには、柏餅などという、一見しておこちゃまなスイーツを葉っぱごと食ったりはしない。
∧∧
(‥ )だとしたら
\‐ 柏餅本はお子様向け
あるいはむしろ一般向けの
商品でしょうねえ
(‥ )つまるところ
根拠をちゃんと書くには
図書館向けの本か
漫画か
それしかないって
ことなんだよな
そして以上は次のことを説明している。
一般人はガセネタばかり買っているから知識は間違いだらけで赤点レベル。しかしネタだとしか思っていないから意外とこじらせ度が低い。というかネタだけにすぐ忘れる。
読書家はトウモロコシを食べれる俺様すげーと思っているが、その分、ネタにマジである。そのくせ根拠という無味乾燥な枯れ草をちゃんと食べているわけでもないから、こじらせ度がひどい。
本を読むと馬鹿になるとはこれで説明される。