2015年11月25日水曜日
戦士マングー
グンマー最強の戦士マングー
(‥ )槍の投擲距離100メートル
放物線描いてなーい
∧∧
( ‥)化け物じゃねえか
アラミド繊維を貫き、鍛え抜かれた陸軍兵士を貫通、粉砕するその威力。
成型炸薬を投げれば敵の戦車に穴を開け、グンマー山羊の角と腱から作られた合成弓は、戦闘ヘリを撃破する。
体にぬりたくった粘土のせいで体温すらも感知させず、地を這い、水を潜り、敵兵を掌底で打ちすえ脳髄だけを破壊し、その服をはぎとってじわじわと接近。ついには敵の司令本部に侵入し、自分ごと爆破する。
しかしその破壊跡に彼の死体は見当たらず、残されているのは瓦礫で簡素に築かれた最高神グマグマの祭壇と、それに捧げられた敵将校の生首のみ。足跡さえも残っていない。
それはさておき
読者とは仮想的な存在である。読者は底抜けの馬鹿であると想定して本を作らねばならない。
∧∧
(‥ )馬鹿な客は想定をはるかに
\‐ 上回るというか
下回るそうですけどね
(‥ )想定以下の馬鹿は
切り捨てていいんだよ
一番多いのは馬鹿の
平均値だからな
世の中には漫画を読み解くことすらできずに、”本を読める俺様すげー”とかまじで勘違いしている痛い奴とかいるが、まあ、平均的なお馬鹿さんとかはこのレベル。
頭の痛い話だが、漫画をこれだけ読める俺様すげーと思い込んでいるが、全然、漫画の内容が分かっていない奴も結構いる。
切り捨てて良いのはこのレベルぐらいが境界線?
( ‥)そもそも
‐/本を読むこと自体が
レベルの高い行為では
ないんだよね
∧∧
( ‥)まあ本なんて所詮は
現実のまがい物ですからね
現実を簡素化して、こうではないか? と提案されたのが論文。
そういう論文をざっと噛み砕いたのが教科書。
それをさらに簡便にしたのが普及書。
∧∧
(‥ )でっ、そのさらに
\‐ 下位にあるのが
良心的な一般書
(‥ )で、その良心的な本に
擬態した嘘本が
その10倍100倍
存在する
これが皆の言う本でな
こんなものをたくさん読んで、私は現実を把握しましたなどと思い込む人間を一体どうして評価できようか? できるわけがない。ただの阿呆である。
∧∧
(‥ )そう言うと皆さん
\‐ 怒り狂いますけどね
(‥ )そりゃ図星だしね
まいどまいどのことで、学校のことを思い出してみるがいい。自分が教科書を読んで分かったと思ってテストに望んだ時、それがどれだけ間違っていた事か。
∧∧
( ‥)答え合わせをしない限り
把握した事柄は
無価値なのである
( ‥)それを忘れて
‐/ 本を読んだので
僕分かりました! と
得意げに言い出すなんて
頭がわいてる証拠だろ?
このように、本を読む人間が愚か者であること、明白であろう。
そして愚か者には死が忍び寄る。嘘っぱちだらけの健康法を書いた本を真に受けて、死んだ人間がどれほどいるか。
∧∧
(‥ )そんな本を書いた人間!
\‐ そんな本を出す出版社こそ
悪ではないか!
そう怒る人もいるけどね
(‥ )とはいえだな
金を支払ったら
同罪なんだぜ?
なんと言っても人殺し共は
お客からもらった金で
生活して新しい本を出し
新たな犠牲者を出すの
だからな
忘れるなかれ。嘘っぱちの本を買った時点で、お前は金を支払い、次の殺人の手助けをしたのだということを。批判する前に、共犯者は一体誰であるのか考えてみるがいい。
∧∧
( ‥)あなただってそういう本を
批判するとしたら
その本を買うでしょ?
(‥ )いつでもなんでもすべては
ブックオフで買うので
無問題ですね
モーマンタイあるよ
∧∧
(‥ )それ嘘やがな
\‐
(‥ )言い訳とはこういうものだ
さあ、ゆけ戦士マングー。敵の首をかき切って最高神グマグマ様に捧げるのだ。