2015年11月30日月曜日
罪と罰
2015年11月30日
夜明け前、散歩へいくと一匹だけ、まだコオロギが鳴いていた
∧∧ あらしぶとい
( ‥)
‐( ‥)先日、霜が降りたけど
まだ生き残っているのだな
28日の朝であったか、先日はえらく冷え込んだ。気温は5度、湿度は75%。神奈川の中央部としては寒い。霜が降りた草原を歩き、帰ったものだが、まだ虫がわずかだけ生き残っている。
さて
若い頃、人はマルクス主義にはまるという。
(‥ )つまりあれか?
マルクス主義にはまるとは
ホルモンと関係あるのか?
∧∧
( ‥)さあ? どうでしょうね?
つまりこれ、理論上は投薬ひとつで人間を共産主義者に変えたり、あるいは普通の現実主義者に変えられる、そういうことであろうか?
∧∧
(‥ )そんな便利な手段があったら
\‐ 共産国は今のようには
なっていないでしょう
(‥ )それはどうかな?
例えば実際にそういうことが可能であるとする。酒を飲むと人間が乱れるように、投薬一つで、人を理想に執着して邁進するようにできる。
だが、実際にそれを行うのは無理難題だ。
∧∧
( ‥)お金が足りませんと...
(‥ )国が破綻しちゃうよね
お薬は高いからねえ
おまけに経済的な
必然性がないしな
それに、可能であったとしても破滅はまぬがれないであろう。皆が理想に邁進するとは、皆の選んだ選択肢はひとつしかない、ということでもある。
∧∧
(‥ )選択肢が誤りなら
\‐ 全滅だね
(‥ )賢くて論理的な人間が
なぜ破滅するのか?
その答えはこれだな
自分は賢く、論理的で聡明で、誰よりも頭が良い。そして皆が思いもつかない社会的な解決策を持っていると信じ込んでいるそこの君。
君は絶対に今の職場を辞めてはならない。
絶対に理想を求めて家を飛び出してはならない。
絶対にデモに参加してはならない。
これまでも、今も、そしてこれからも、口先だけの人生を生きて、檻の中で暮らすのだ。
外は寒いぞ、死んじゃうぞ? 永久に、死ぬまで口先だけで生きるがいい。それが理想主義者に科せられた罪と罰。
本日30日、今朝は曇りで冷え込みはゆるく、夜明けの気温は10度、湿度は73%であった