2015年10月21日水曜日
汚い金をどう還元するかで綺麗な金などどうでもよろしい
∧∧
(‥ )民間経営の図書館
\‐ あっちこっちで
物議をかもしてますね
(‥ )活性化とか賑わいとか
合理化とか
こういう言い様を見ると
あれな
連中は汚い金の使い方を
分かっちゃおらんの
だろうな
∧∧
( ‥)汚い金ね
(‥ )ルネサンスの
後ろ盾になった
メディチ家だって
利子禁止の
キリスト教社会で
銀行業なんていう
汚いことして
儲けた金だからこそ
還元したし
それで
偉大になったろ?
それを踏まえて考えてみよう。例えばの話
∧∧
(‥ )出版界はねえ
\‐ 汚いことして儲けるよねえ
(‥ )ビジネス本とか
自己啓発本とかな
底の浅い連中を騙してだな
金をせっせと
むしり取るのだ
本を作る人々がやっていることは銀行業よりもはるかに悪辣だ。あるいは、同人誌だので18禁を描いている人間の方がはるかに真人間である。
しかも、ビジネス本だの自己啓発だの、その手のものを作っている人間はそれを書いたり読んだりする人間を心底軽蔑して作っていたりするものだ。いや、作り手のみならず、書いている人間にもそれはいるであろう。こんな馬鹿な内容を喜んで買う人間を心の底から軽蔑して憎み、殺意すら抱いている物書きたちや作り手たち。
∧∧
(‥ )でもそうやって騙した金で
\‐ 時々まともな本を作って
世に出すわけだ
(‥ )これがな
メディチ家的な意味で
文化って奴なのよ
馬鹿を騙して
むしった金で何をするか?
これ大事なのね
ところが、図書館を民営化する連中は、これだけ儲けましただの、これだけ節約できましただの、これだけ活性化しただの言いよる。いかにもビジネス本や自己啓発本を真に受けたかのような底の浅い言葉と行為。
前向きで合理的な人間とは、所詮はこんな程度のしろものということか。
汚い金をどう還元するのかが重要なのであって、綺麗な言葉も、合理的な計画も、壮大な動機も、目的の達成もどうでもよろしい。