2015年10月14日水曜日
代王で満足できない理想家は慌てん坊さん
∧∧
(‥ )王様がいると
\‐ 都合の悪い人は多いよね
(‥ )権威のある王様がいると
どれだけ出世しても
代王にしか
なれないからな
∧∧
( ‥)端的に言うと
王様の部下にしか
なれないのである
(‥ )日本最強の権力者になった
徳川家康が征夷大将軍
みたいなもんでね
でも実質的な権力は彼のものだろ? そう言う事はできるけども、結局、幕末には朝敵となることを避けて、最後は大政奉還である。
∧∧
(‥ )形式でしかないけども
\‐ 最後は形式が
意味を持つのだと
(‥ )日本に天皇家がある限り
真の独裁者は現れない
そういうことでもあるね
逆に言うと、王家を打倒しようとするものは、最高権力を奪取し、比類無き独裁権を確立しようと目論むものであると言える。
∧∧
(‥ )皇家を打倒しようと
\‐ 主張する人は今でもいるよね
そして大概は理想主義者である
(‥ )理想主義者は自分では
”答え”がすでに分かっている
そう思い込んでいるから
せっかちでな
とにかく最高権力を
今すぐに奪取して
強権ですべてを実行すれば
すべての問題が
解決できると
思い込んでおる
もちろんそんなことあり得ない。彼の思い描いた理想のプランは、夏休みの宿題はこうすれば終わるはずだ、とか、〆切まであと一ヶ月だが、このペースで仕事をすればきっちり終わるはずだ、とかそういうものでしかない。
端的に言うと、独裁をもくろむ理想主義者とは、自分が把握できたごく狭い世界観でうまくいくはずなのだから、この計画は現実世界でも必ずうまくいくはずだ、そう思い込んでいる素人でしかないとも言える。そんなこと、スターリンや毛沢東の大躍進を見れば分かる事。
∧∧
(‥ )それを考えると
\‐ 日本に王家があるのは
ありがたいことですか
(‥ )反対に王家を失った
フランスはなにかと
不安定だよね
イランもなあ
サファビー朝が
存続していた方が
良かったんじゃないか
とか考えてしまうよ
代王では満足できない慌てん坊さんだけが王家を打倒しようとするが、慌てん坊さんだけに、やることがせっかちすぎて、当然、うまい結果を残せない。