2015年8月17日月曜日
詐欺的に縮まる
飼っているアリたちに蛋白質を与えねばならぬ。
∧∧ もう夜だよ?
( ‥)
‐( ‥)なんかいねーかな
今日はこれから雨の予報だ。昼間にバッタを捕まえることは難しいだろう。
ススキの葉っぱで餌を食べていたイモムシを捕まえた。見た目はヨトウムシのような、ちょっといやな感じのものである。
生きたまま与えるわけにはいかぬ。鋏でちょんぎったら
∧∧
(‥ )でろん、と緑の中身が出て
°‐ 縮まっちゃったよ?
(‥ )詐欺みたいに
小さくなったな
切断と同時に、体が縮まりソーセージみたいな形の緑の塊が出た。多分、等圧に力を加えて体の形を保持していた筋肉の力で腸と内容物が押し出されたのだろう。
そしてアリには大きすぎるかと思ったイモムシは、体積がわずか3分の1かそれ以下に縮まった。解剖したことがなかったので知らなかったけども、そうかイモムシたちの中身は、そのほとんどが食ったものか。緑のソーセージはまるで草餅みたいな匂いがした。
∧∧
(‥ )アシナガバチさんとかが
\‐ 青虫を捕まえた後
肉団子にしてまるめるのも
これが原因なんだろうね
(‥ )体積のほとんどが
食った植物では
運搬しても効率が
悪いからな
そりゃあ肉団子にするよな
アシナガバチが青虫を肉団子にしているところは見た事があるけども、ハチの体長に匹敵するような長さの青虫でさえ、いらない中身を捨てて肉団子にすればハチの頭より少し大きい程度になってしまう。あの時はなんとなく眺めていただけだったが、あれはこういうことらしい。
3センチはあったはずのイモムシが見る影も無く縮んでしまったのである。
∧∧
(‥ )まあアリさんには
□ 好評のようですね
(‥ )でもイモムシって
皮が丈夫そうだけど
食いやすいのかな?