2015年7月1日水曜日
メッシニアンな棺桶
メッシニアン塩分危機(Messinian Salinity Crisis)
およそ500万から600万年前に起きた出来事で、地中海と大西洋をつなぐジブラルタル海峡が閉鎖し、地中海が干上がった事変。地中海は広大な塩の盆地となり、塩を奪われた地球の海は、当時、その塩分の6パーセントを喪失したともいう。そして塩分の喪失は海の振る舞いを変え、地球環境を変化させうる。
∧∧
(‥ )...なんでメッシニアン危機に
\− 流れ着いているんですか
(‥ )いやそのなんだ
ヒントになるかなー
と思ってな
どうも調べた限りでは、このたびの仕事のヒントにはならないようである。
∧∧
(‥ )まあ関係はするだろうけどね
\−
(‥ )地中海における
ハゼの淡水進出を
メッシニアン危機と
からめて考察した論文は
ヒントになるかなあ
*海が干上がれば、魚は淡水に逃げ込まざるを得ない。
∧∧
(‥ )でっ? お次ぎは
\− カンオケバエですか
(‥ )Coffin Fly
学名がConicera tibialis
だったり
Megaselia scalaris
だったりするな
シノニムかな?
誤記かな?
Coffin Fly まんま”棺桶のハエ”である。地中深く侵入して死体を食べるハエで、どこまで本当なのか...土葬された棺桶にまで到達すると言われているものだ。埋葬後は土がしまっていないだろうし、侵入を許すとは古い時代の話なんだろう。実際どうも、その観察と出典は1964年のものらしい。
話では聞いていたが、このぎょっとさせられる昆虫を思い出して検索し、そうしてたどり着いた。
∧∧
( ‥)こっちは参考になった?
( ‥)体長2.5ミリ
−/ このサイズでこれが
出来るのなら
状況は解決できそうよ
∧∧
(‥ )問題は熱伝導率ですか?
\−
(‥ )ごく簡単な方程式が
あるらしい
簡便に計算すると
多分、問題ない
50センチで十分
おそらくはね
状況は成立しうるのだ
∧∧
( ‥)でっ? さすがに
頭がぱーですか
( - -)んーちょっとね