2015年4月10日金曜日
未来は炭坑の火事のごとく
∧∧
( ‥)例えばの話
( ‥)中国主導の銀行に
‐□ ギリシャのせいで
借金爆発寸前の
西欧諸国が参加
これの何がすばらしいかというと、これが、いつ、どんな風に、どうやって吹っ飛ぶかな?? わくわく、という感覚を呼び覚ますからで。
(‥ )それを思うとですね
早くしろ早くしろ
早く見せろ早く見せろ
吹き飛べ吹き飛べ
そう考える訳ですよ
∧∧
(‥ )吹っ飛んだら
\‐ 洒落にならないし
吹っ飛んでも関係者は
”いや、吹っ飛んでないよ?
吹っ飛んでませんよ??”
そう強弁するだろうし
そうやって状況を緩衝するから
大爆発大恐慌というより
少なくとも見かけは
湿気た花火になるのでは?
しかし、あのアメリカでさえリーマンショックの湿気た花火の後はあんな感じである。そしてそのすべては国と国民が望んだ結果であった。
バブルを作り出した。そうしなければならない状況ではあった。しかしその過程で、資本主義はついに不況という欠点を克服したとか言い出す人間も現れた。それは素人をバブルに巻き込む煽り文句だったのかもしれぬ。なればそれもまた必要であり、そして必然であったのだろう。しかしイラク戦争もそういう作り出された高揚感の先にあった決断ではなかったか? もともと一神教で十字軍気取りの国家は高揚感で後押しされたのではなかったか? 実際、たとえそれが借金であったとしても、金があればすべてが可能。その時、気分が希望と冒険にはやるは人の性。これが人の生理から生じる決断なれば、その選択肢もまた必然。しかしその結果は果てしない紛争と地域の不安定化。これもまた当然。そしてこの経済状況においても継続されるべき戦争と支出するべき軍事費。借金の希望は現実の支出に化けた。
これらは定まっていた事。すべては因果のままに。
∧∧
( ‥)ブッシュさん(jr)が
指導者であろうが
オバマさんが指導者になろうが
左右どっちにぶれても
どうにもならなかったかもね
( ‥)ブッシュ(父)は
‐□ イラクに攻め込まなかった
その彼を有権者は否定し
勝利者であるのに
二期目は無かった
かように
すべては国民が望んだ事
人は自由意志により
破滅の運命を選択する
人間に自由意志などない。いや自由意思はあるのだが、人が自由意思を行使して選び取るのは定められた運命。すなわち運命獲得論のごとく。水滴が俺はこうしたい、そう望んでも、水滴の集合である川は低い場所へ流れる。これに抗う術はなし。
なれば見たくはないか、すでに定められた破滅の未来。
花火を可能な限り湿気らすために全員が努力をするだろう。そして爆発は延焼程度にまでおさえられるのだろう。それは当然。
しかしそれはずっとくすぶり続けることになる。これは必然。消す事が出来ず、永久に燃え続ける炭坑の火事のごとく、世界が煙に覆われる。
∧∧
( ‥)なんかこう
今の世界に飽きたって感じ?
(‥ )意外とさ
皆が
”もういいよ飽きちゃった”
そう思って
その思いが臨界を越えた時
破滅が起こるのかもな
いや、予め定められた運命の結節点が、その時、この現世に降臨する。そう言うべきか。
*運命獲得論:人間は自由意志によって神により定められた運命を選択し、獲得するという考え。かつてイスラーム世界で提案されたひとつの神学的解釈であるらしく、内容が矛盾的なので、運命獲得論ってどう解釈すればいいの? という議論の対象になったと聞く。