2015年4月29日水曜日
次の政治体制はあまり想像できない
商品から得られる利益には限界があり、そこから割ける人件費、つまり賃金にも限界がある。
∧∧
(‥ )だからある段階で
\‐ 必然的に賃金の上昇は
打ち止めになる
(‥ )さらに新興国が
低賃金を武器に
競争を挑んでくると
賃金を維持することさえ
できなくなってしまう
良く言えば節約
悪く言うとデフレだな
10年以上前になるか、テレビが馬鹿みたいに節約術を連呼して、それは消費を鈍らせるからよせ、と政治家たちは渋い顔をした。しかしテレビでは高給取りのコメンテーターたちが庶民代表を気取って、政治家たちは庶民の生活が分かっていないのです! とがなりたてていた
しかし、節約術うんぬんがデフレをまねくもさることながら、問題は、すでに豊かになった以上、出費はもとのままだってことで。
∧∧
( ‥)携帯電話や固定電話に
かかる通信費とかね
( ‥)携帯電話出現以前よりも
‐□ 通信費に関する支出は
増えているよなあ
つまり、賃金が上昇して打ち止めになった時、支出は増えているのでどうしても貧乏にならざるをえない。
支出を自分一人で抑えても、増えた支出は必ず商品の価格に反映されている。
∧∧
(‥ )これを阻止する方法は
\‐ あるんだよね
(‥ )昔ながらの方法だな
奴隷を使う
労働力を奴隷化して
賃金を払わず
彼らが得るべき利益を
ピンハネする
その金を市民が手に入れる
そういう仕組みだね
奴隷制度を廃止した時、その国のその町はさびれてしまい、今に至るまで復興できていない、そういう事例が南米にはあるという。その一方で奴隷制度廃止後も伸びた町は、実は移民を低賃金労働者にした町であったという。
∧∧
( ‥)格差社会こそが
富を生み出す唯一の
手段である
(‥ )西欧は列強時代に
諸外国を奴隷化した
ようするに
貧乏を輸出することで
市民が豊かになった
そう見るべきなのだろうな
そもそも民主主義とはギリシャの昔から他民族を奴隷化して搾取する主義であった。
それを考えれば民主国家が貧乏を輸出するのは当然。
民主国家とはかように暴虐非道で、人倫を踏みにじる存在である。
∧∧
(‥ )でもその構図が
\‐ 壊れかかっている?
(‥ )ドイツだってなあ
もう20年以上も前から
トルコ系移民を
搾取してると問題視され
今となっては
移民が多くなりすぎて
今度は
それが問題になって
いるわけだろ?
必然でもあるし
間抜けでもあるよね
移民を奴隷代わりに輸入したあげくがこの有り様なんだけども、それもまた必然の結果であろう。
これは何もドイツに限らないらしい。ドイツのネオナチと移民排斥は、諸民族を配下に置いた帝国を作らなかったドイツの特徴であるとか言った人もいたけども、それから10年あまり後にイギリスで大暴動があった。このことからすれば、この論評もまた。たわ言だったということなんだろう。
そしてこのように本来、民主主義の基礎である奴隷制度が瓦解しつつあるとは、つまりそれは...
∧∧
( ‥)民主主義の終わりであると
( ‥)次に優位性を持つ
‐□ 政治体制はなにかな?
なんであろうか? もはや右肩上がりの成長が望めない世界で、それでもなお生産効率は最大にしなければならぬ。こんな統制的な世界であるから、例えばファシズムが有利になるであろうか?
しかし、ファシズムは統制的ではあるが、国民を整列させて突撃させる主義主張。兵器が高度化していく世界ではあまり意味がなさそうである。
では軍人貴族制かというと、どうにもこれは保守的っぽい。国家間の競争が激しい世界ではちょっと生き残れなさそうだ。
∧∧
(‥ )国民を義務でしばった
\‐ 統制的な国家でありながら
諸外国に対して技術面で
遅れをとらないように
絶えず流動している社会
それでいて軍隊は
プロ化が進み
総動員は夢の話
なんですかね? これ?
(‥ )アメリカや日本の
いやなところを
合体させたような
国じゃないかと
予想できるけど
想像しにくいよな
イデオロギーや宗教で
統制されていて
そのくせ社会の流動が
推奨される
一体なんだろうな?
あるいはよく分からないけどビザンチン帝国とか?