2015年3月1日日曜日
顕現したのは真実ではなく解析手段の理想だという可能性
∧∧
( ‥)どうよ?
( ‥)んーーー
‐□ 7000文字を
6000文字にまで
減らしたよ
∧∧
(‥ )これで最後38見開きが
\‐ はまり込みますと...
(‥ )問題はまだ書いていない
2000文字だ
本当に2000文字に
まとまるか分からん
いや、いっそのこと、この2000文字の予定を放棄して、別枠に割り当てるという選択肢も念頭に入れておくべきだろう。
いずれにせよ
∧∧
( ‥)いずれにせよ
例の話
データを増やせば増やすほど
間違いにたどり着く
この話は今回は
やめておこうと
(‥ )時間もないし
今は手に負えないからな
いくら直感的には納得できるとしても、確認も理解も把握もしなければ、記述することかなわぬだろう。
∧∧
(‥ )直感的には納得できると
\‐
(‥ )俺たちは判断する時
大データなんか
通常使わんだろ?
重要と思われる因子を
仮定して
それでごく単純な理解を
組み上げて行動するのだ
ああ、しかし、やはり思う
データは大きければ大きいほど良いでしょう? そう無邪気にがなり立てていた奴の馬鹿面を。
∧∧
( ‥)あなたはあの時
そうですかねえ? そう
笑っただけだよね
( ‥)あいつは
‐□ 気づいておらんのだ
論文を見なさすぎだよ
大データを駆使した連中が、ありうる可能性のすべてをそれぞれ支持し、答えが収束しないとは一体何事か?
∧∧
(‥ )...あれ、なんだったのだろうね
\‐
(‥ )わずかな誤差やノイズを
拾ったのかもしれないな
でもそれは楽観的な
見方かもしれないね
ノイズを拾った、というのはあまりにも楽天的かもしれぬ。
彼はこういう事例を見たことがないのか? 気づかなかったのか?
それとも希望的観測で目を曇らされたのか?
あるいはこんな事例もあるではないか。
その結論があまりにもきれいなのだ。理論的な理想型をそのまま体現したような結論。
これはなんだ?
∧∧
( ‥)ノイズを拾ったと言えば
聞こえは良いけど
実のところそれは
解析手法、それ自体が
あらゆる可能性の中から
自らが理想とする解答を
ひっぱりだして
来たのかもしれない
(‥ )データを増やせば
真実が顕現すると
信じ込む
それは絶望的に
楽天的なのだ
実際のところ、そこに顕現したのは、真実ではなく、解析手段が持つ仮定と前提そのものかもしれない。
それを疑うほど、あまりにもきれいな答え。
∧∧
(‥ )あれを見て
\‐ 有頂天になるのか
あるいは反対に
不吉の予兆と見るか
(‥ )まあゆっくり
進もうではないか
今すぐでなくて
良いのだよ
なんといっても、一番愉快なのは、君のやっていた今までの努力は全部無駄だよ、その根拠はこれだ、お前の成果はすべて無価値だ、そう告げることである。
∧∧
( ‥)意地悪な言い様だけどね
(‥ )だがな仮説が崩壊する
その時にこそ
知識が得られるのだ
奴らそれを理解しとらん
だから絶望の時に泣くことしか出来ん。いや、泣くことも恐怖してただ耳をふさいで逃げるだけなのだ。