2015年2月3日火曜日
2日のラブジョイ彗星とアルマク
ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)はおひつじ座を抜けてアンドロメダ座を移動中。まもなくアンドロメダ座γ星アルマクの近くを通過する頃合い。
20時にもなるとアンドロメダ座は西の地平へ傾くので、それに沿って星座の写真とラブジョイ彗星のおおまかな位置を図示するとこんな感じ。
1月23日の位置と、日付が変ってすでに昨日、2月2日の位置はスケッチで確認済み。2月20日の位置は予報されているおおまかな位置。
∧∧
(‥ )...ちょっと見にくい画像だね
\‐ 暗いしよく分からない
(‥ )でもさ都市部で見る空って
こんな程度しか
見えないんだよなあ
この画像で根を上げていたら、実際の星空はもっと分からないだろう。都市周辺では、眼をこらすとカシオペア座とおひつじ座が見えて、そうしてアンドロメダ座のアルマクが暗く輝くのが分かる。そんな感じである。
そしてラブジョイ彗星もずいぶん暗くなった。さらに1日当たりに動く速度が小さくなっている=>Untitled Document
∧∧
(‥ )地球から遠ざかって
\‐ いるからね
(‥ )1月の上旬までは
スケッチすると
A4のボードに
3日分しか
描けなかったけど
今だと一週間分ぐらい
描けそうだよ
暫定的に31日、1日、2日の位置を示すと以下のような感じである。ちなみにこのスケッチの左上にある一番明るい光点がアルマク。
予報では5日頃、アルマクに接近するそうである(残念ながら天気は悪く見れない予測だが)。
∧∧
(‥ )とはいえスケッチから
\‐ 予測しても
5日に通過するだろう
そんな感じだよね
きちんと予報できるのだね
(‥ )天体現象の運行を
予測する計算力
人間はここに至るまで
本当に大量の努力を
支払ったのだ
ちなみに、以上のスケッチで描かれた領域、角度にして2度ぐらいの領域なのだけども、ここにはアルマクも含めて二重星が三つある。なかなかにきれいな星たちだ。
*2015.02.15以下追記
ラブジョイ彗星2014 Q2は2月15日の時点でアンドロメダ座51番星の近くを通過中。速度は遅くなり、予報は2月21日ぐらいにペルセウスφ星(下のスケッチでは左にある星)の近くに至る模様
*2015.02.18追記と訂正
より正確には18日、φ星の脇を通過。これは実際に確認済み。20時の時点で、φ星から半度の位置にあった。また、予報をより正確に言うと、20日、21日にφ星の左(望遠鏡で見た場合でのこと)にある星と、本来はそこの近辺に見える惑星状星雲M76に最も近づくとのこと。つまり近隣を通過する。ただし、関東など空が明るい場所ではM76は見えない。
ペルセウス座φ(ファイ)星の相対的な位置はこちらが分かりやすい、ただし、今の季節、夜のアンドロメダ座は西の地平にかかり、向きは上下逆になっている=>Untitled Document