2014年11月10日月曜日
基準に合わせて自由を行使せよ
民主国家には言論の自由がある。それゆえ、皆と違う事をするな、という強烈な同調圧力が必要なのだろう。
∧∧
(‥ )ビンさんがアメリカ軍の
\‐ 強襲で殺された時
アメリカはUSA! USA! の
大騒ぎ
それに苦言を呈した
人もいたけども
その人に対しては
非難ごうごうだったよね
(‥ )民主国家は貴族制にあらず
民衆全員が兵士の国
それが民主主義だ
最強の軍事国家である
民主制においては
全国民が隊列を組まねば
ならぬわけだよ
民主制において、国家を支える兵士は奴隷ではない。そうである以上、権力があるわけだし、ゆえに発言の自由があるのだろう。
∧∧
( ‥)でも隊列を乱してもらっても
困りますよと
( ‥)ビンさんを殺すこと
‐□ これ自体も合理的だしな
どっちに理があるのか? という問題ではない。ビンラディンという人もアメリカも、どっちもお互いに自分たちに理があると思っているし、どちらも相手に対する報復を行っただけなのだ。少なくとも本人たちはそう思っているであろう。
∧∧
( ‥)報復で相手を震え上がらせて
抑止力とする
それが抑止力と
なるからには
それが是か否かではなく
理があるかないかではなく
報復を力学的に
やらねばならぬのだ
(‥ )だからさ
やらねばならぬことに
異を唱えてもらっちゃ
困るんだよね
民主国家の国民には言論の自由があるが、異を唱えてはならぬ。少なくとも隊列を乱す事は許されない。周囲からふるぼっこにされることは当然であるし、事実、ぼこられるのである。これが民主主義というものだ。
まあ、それにあれである。イラク戦争開戦の時、反対をした人がいたが、そういう人は今やすっかり忘れられている。そしてあの時、賛成をした人たちがあれは間違いであったと当時の政権を批判するわけだから...
∧∧
(‥ )言論の自由は後から
\‐ 手のひらを返して
行使しろってことですかね?
(‥ )あの時は賛成するのが
自由だった
今は反対するのが自由だ
自由ってのは
その時々で基準が変るから
基準に合わせて
自由を行使しろ
そういうことじゃねえか?