2014年10月27日月曜日
かすんだ青空と火星の運行
本日の神奈川は昼間は妙に蒸し暑く、空はかすみがかって、遠くの山並みはなにやら仙人境のような感じ。
一方、夕方になって日が落ちると、今度は急激に涼しくなってきた。どんよりとかすみ、あるいは曇った空が晴れていく。
∧∧ 火星さんを見に行きますか
( ‥)
‐( ‥)いくのだー
アンタレスはもう見えなくなっていた。運行する太陽はじりじりと東へ移動し、さそり座は明るい夕暮れと、かすんだ空の向こうでもう見えない。少なくとも今日はそうだ。
そして火星はもはや、いて座の中にいた。
∧∧
(‥ )9日前の画像と比べると
\‐ ずいぶんと動いたものだね
(‥ )9日前10月18日の
□‐ 記録を見ると
火星といて座ヌンキの
角度はおよそ19度だな
本日は12度だ
10月18日の画像
画像右側の明るい星が火星
そして本日、10月27日の画像
右側は三日月、そして中央の明るい星が火星だ。
ヌンキはいて座で一番明るい星で、画面でもひしゃく(南斗六星)をひっくり返した角にあたる星である。火星はヌンキに一直線に近づいているわけではないし、画像の倍率も同じではないけども、ずいぶん動いたということは、見れば分かるだろう。
∧∧
( ‥)最低でも
9日間で7度は
動いている計算ですか
( ‥)単純に考えると
‐□ 1日に1度近く
動いているわけだな
太陽の運行よりも
やや遅い速度で東へ
移動しているのだね
つまり太陽は火星になかなか追いつけない、ということらしい。すると火星が明るい夕暮れに没するまでまだ時間がかかるということだろうか。まだまだしばらくは火星を西空で見続けることになりそうである。