明け方、外に出てみると、夜中に降っていた雨は止んでいた。
∧∧
(‥ )南からまとまった雲が来て
\‐ 駆け足で雨を降らせて去った
みたいですね
( ‥)風が暖かいな
というわけで散歩へいく
丘の向こうの広場から見ると、北は晴れているが、白み始めた南東の空には通り過ぎた雲が影となり、南と南西の空は暗く、分厚い雲が風に流されてせわしなく動いていくのが見えた。
∧∧ 夏の大三角が見えますね
( ‥)
‐( ‥)夏の星座が見える
頃合いになってきた
というわけだな
帰り際、東の空低く、ぎらつく天体を見る。
∧∧ 金星ですかね?
( ‥)
‐( ‥)この前まで夕暮れの空に
見えていたけども
こっちに移動したのだな
地球から見て太陽に近い内惑星である金星は、この前まで夕暮れの空に見えていたけども、そのまま太陽に近づいて、横切って、太陽の西側、つまり明け方、登り始める太陽とりも先駆けて輝く星、明けの明星になったというわけ。
望遠鏡でのぞいたら、きれいな三日月が見えた。