2013年10月2日水曜日
人生はもっと手を抜いた方がよくね?
その人は、漫画を読む人を馬鹿にしていた。
∧∧
( ‥)その人は、ビジネス本を
読んでいた
( ‥)だから聞いたのさ。
週刊漫画は年に4冊の単行本になります。しかし、あなたたちがご大層に読んでいるビジネス本の著者は年に7冊、多い時は13冊の本を出しました。これはどういうことでしょうか? みなさんがお読みになっている本の濃さは、漫画の二分の一ですか? あるいは三分の一ですか? ずいぶん薄まってますね?
∧∧
( ‥)彼は激怒して言うのです
みんなね、頑張ってるんだ
あんたは偉そうに言うけど
あんたは論文を読むけど
僕らは新書しか読んでないけど
だからって頑張る人を
馬鹿にする権利があるのか?
仕事でね、忙しいのにね、
それでも頑張って勉強を
しているんですよ! と
(‥ )ついさっきまで
漫画を読む人を
馬鹿にしてた奴が
この有様ですよ
色々突っ込みどころはあるけども、別に馬鹿にしているわけじゃない。漫画の二倍、あるいは三倍の速度で出てくる本が、漫画よりも無条件に高尚である根拠はなんでしょうか? そんな速度で出てくる本はゴーストライターか、あるいはコピペだと私は思いますが、それは粗製濫造と言うのではないでしょうか? それを読んで身に付く効果って具体的に何よ? そう聞いているだけだ。
論文だって資料でしかない。資料だったら誰でも読むのではないか? 会社で資料があるでしょう。仕事なら資料を見るのは当然でしょ? あんただってやってるでしょ?
仕事の合間に通勤電車で頑張って勉強しました、まあ、それは良いでしょう。でもね、その本がね、資料としてどの程度役立つ本なの?
漫画を馬鹿にするのは勝手だけど、自分が読んでる本を資料として有効だと正しく説明できなきゃおかしいよね?
でっ? その理由と根拠はどこにあるんだい?
頑張るとか、権利だとか、馬鹿にするなだとか、そういう抽象論ではなくてだな、どこにどう具体的な根拠があるんだ? 自分で選んだ本なのに、今、それを説明できないのはなぜだ?
答えろ。
抽象論はいらねえ。頑張って成果が出るなんら、そんな楽なことはねえ。権利があろうが無かろうが、事は起こる。馬鹿にしようがされようが、その言い訳は説明ではない。
さあ、答えろ。なぜ答えられない? ビジネスマンじゃないのか?
∧∧
(‥ )まあ、あなたはそこまで
\‐ 問いつめませんでしたけどね
(‥ )最初の反論を聞けば
何をどう考えているか、
それは分かるからな。
すべては思い込みだったのだ。うろたえようを見れば分かる。
( ‥)もっとさあ、人生は
手を抜いた方が
いいと思うわけよ
∧∧
( ‥)まあ、世の中には
真面目な人がいますから