2013年8月8日木曜日
首相は夢とみなされず、弾丸の放物線の最後は垂直落下に終わる
35過ぎたらあきらめろ。
否っ! 50過ぎても夢をかなえた人はいる!!
∧∧
( ‥)具体的には誰だよ
言ってみろよ。
(‥ )安倍さん50過ぎで
首相になったべ
しかも返り咲きよ?
ドリームズ・カム
トゥルー
∧∧
( ‥)...まーそうだね
( ‥)このやり取りが少し
‐□ 奇妙に聞こえるとしたら
50過ぎで首相になっても
それは夢をかなえたことに
ならない、
そう思われているらしい
ってことだな。
∧∧
(‥ )戦後レジームの脱却とやらを
\‐ 実現させないと、
夢をかなえたとは
言えないのでは?
(‥ )じゃあ小泉さんだ。
郵政民営化、
まがいなりにも実現したべ
なんであの人があそこまで郵政民営化にこだわったのかはともかくとして、目標を達成したのは事実。
∧∧
(‥ )でも、50過ぎで夢を
\‐ かなえた人の事例には
あげられてはいませんね
(‥ )まあ、上げる人もどこかに
いるだろうけど、
35過ぎたらあきらめろ
と言われた時の反論に
使われる場面は...
見た事ねえな。
つまり、夢をかなえる、とは、組織の中でこつこつ地道にのし上がりトップに就任するものだ、とは考えられていない。そういうことなのだろう。
少なくとも、出世が夢だというのなら、首相がいるじゃないか、と反論してしかるべきだ。そうでないなら、夢見る人にとって、出世は夢と呼ぶに値しないということなんだろう。
∧∧
(‥ )でも妙ですよね、
\‐ 50過ぎでも夢を...と
反論する時には、
居場所こそが大事だ、
そこにさえいれば
夢は自ずとかなう、
だから夢を否定するな!
そう怒る人はいますねえ
(‥ )居場所ねえ。
それって、それこそ
組織のことじゃねーの?
ずっとやっていて着実に、それが10年以上も持続して、しかもその間、発注も技術も収入も維持できて、さらに向上すらできて、目的とやらに到達できる。
それでいながら35を過ぎてまだ夢自体はかなっていないと言う。
なんだそれ?
それは徒手空拳じゃねえよな? すでにそこに仕組みがあるわけだよね? 違うかね?
それって、組織内部での出世か、あるいは下請け、さらに”のれん分け”とか独立じゃね?
∧∧
( ‥)それはそれで道ですね。
ただ妙なことに、
そうであるにも関わらず
50過ぎで首相に
なった人がいるじゃないか
とは反論してこない。
(‥ )面白いもんでな、
50過ぎで社長になった人
が大勢いるじゃないか!
とも反論しないのよ。
なぜだろうね?
∧∧
(‥ )...出世でもない、独立でもない
\‐ それでいながら35を過ぎて
組織に頼らず徒手空拳で
成り上がる道がある、
そういう主張ですか?
(‥ )あるならあるでそれで良い
だがね、疑問は続くよな
道があるとするのなら
なんで具体的に
言わないんだろうね?
そもそも本当にそんな人生航路があるというのなら、言う、言わない以前に、誰もがどこかで聞いた事があるはずじゃないのか?
理想郷シャングリラにいく道がある。それはこの山の向こうを越えた山々峰々の向こうにある隠れ里。そこから年に一回山脈を越えるキャラバンが通る道であると。
そんな具合に、うわさ話で聞いた事ぐらいはあるはずだろう。
ありもしない都市伝説は確かに多い。だが存在するものには必ずうわさ話がまとわりつく。夢に続く道となればなおさらだ。尾ひれはつくが。
∧∧
( ‥)だのに、抽象的な反論は
してくるのに、この道だ
とは言ってこない。
(‥ )つまり、答えはほとんど
明らかではないのかね?
そんな道はない。
というか、お前さん、嘘ついてね?
∧∧
(‥ )たまに50過ぎで運良く
\‐ 大ブレイクする人がいるの
は事実なんですけどね
(‥ )それなら人生を確率に
ゆだねなさい、とか
我が生涯の突破口は
誤差の中にあり、と
言うべきだよ。
だが、それも言わない。
ああ、分かる、分かるぞ。人生詰んだから、現実を見るのがつらいんだよな。
∧∧
( ‥)あなたも他人のこと
言えませんけどね
( ‥)人生という放物線を
描き切るためには、
大気の濃い対流圏を
一気に抜けて、
成層圏を越えねばならん
空気抵抗が少ない高空を飛び越え、ついには衛星軌道にまで到達する。
だが、高度が足りない。推力も足りない。軌道は目標のはるか手前で下がり、耳を切る風の音がじょじょに高く大きくなる。
∧∧
( ‥)弾道って、時間経過と共に
落下速度が増大し、かつ
前進する速度は抵抗で
落ちていくから、
最後は垂直落下に近く
なるって言いますね。
(‥ )死ぬ時が着弾時なのか
着弾したゆえに死ぬか
人生の最後は
どっちだろうな?