夢を見た。地方都市だと言うが、私鉄が幾本も複雑に集まるその様子はむしろ新宿のようで、しかしはるかに小さく、ごちゃごちゃとしており、電車はどれも2両程度で単線ではあったが、それでもなぜそれほどの私鉄が存在できるのか理解に苦しむ光景だった。
田舎で土地があまっているはずだのに、駅周囲は狭く、家並みはごちゃごちゃで、整備された大きな道路もない。ただ、なぜか離れた場所に金をかけたらしい公共建築物が見えた。形からすると、どうも体育館か、あるいは競技場らしい。しかしその先には何も無いらしい。
だのに夜が来ても空は明るく、星がよく見えない。夕暮れの反対の空、多分東に該当する方位の地平線の上、四辺形に並ぶ暗い星はペガサス座のように見えたが、実際よりも小さいように思えた。北に当たる方角を見やれば輝く星々の中にカシオペア座らしきものが見えた。だが星があまりに明るすぎたし、現実よりも北極星に近すぎた。
( ‥)後、今になって
–/ 気づいたことがある。
カシオペア座と
ペガサス座の相対的な
位置もおかしいんだ。
180度とまでは
言わないが、
90度以上ずれてる
∧∧
( ‥)夢というのはそういう
ものでしょうね。
現実を再現しているようで
再現し切れていない。
たぶん、脳がそこまで演算し切れないんだろう。あるいは、夢と言うものは演算とは関係ない、もっといい加減な操作の結果でしかないということかもしれない。