2013年4月19日金曜日
巨乳ハーレムに拒否反応を起こす脳も、だがしかし
hilihiliのhilihili: 水郷は良いが這いよれは駄目だ、という偏りの続き
∧∧
(‥ )でも、仮に”認識的偏り”が
\– 本当にあった場合、
あれですね、
恋愛以外のことなら
かなりてきとーに話を
作ってもかまわない、
そういうことでも
あるのでしょうね。
(‥ )今とここから離れた世界を
舞台にした物語が
みょーに薄っぺらく
なるのも、これが原因の
ひとつかもしれん。
例えばの話、
異星を訪れた調査隊を襲う、異形にして巨大な肉食獣。しかし、そいつの餌になるだろう他の動物がどうにも見当たらない。
*生態系の構築が全然駄目な例
中世的な魔法世界を旅する勇者。日が暮れる前に町へ辿り着きました。しかし、その町の人口を支えるためにあるだろう農地がどこにも見当たらない。
*経済、国家、生産の構築が全然駄目な例
∧∧
(‥ )都市部に住んでると、
\– こういうこと、ますます
分からなくなりますし
(‥ )この問題は架空世界だけに
限ったことでもない。
過去の時代とかになると
やはり想像できないことが
多いしね。
例えばローマ帝国。いくら道路が整備されているとはいっても、移動は徒歩か馬であり、輸送は馬だのロバだのに荷物を乗せて運ばないといけない。
∧∧
( ‥)車輪や馬車、荷車が
あるとはいえ
(‥ )重量と長期の使用に耐えられ
なおかつ滑らかに回転する
車軸、軸受け、車輪、
これは非常に高度な技術でね
難儀らしいのだわ。
どうもローマ帝国の物流は、
ローマには道路がある!
当然、荷車もある!
じゃあ、食べ物の輸送なんて楽勝でしょーwww
∧∧
( ‥)とっ、言うわけには
いきませんと
( ‥)まだ調べてる最中だけど
–□ 少なくとも、陸運に
大きな障害があったのは
事実みたいだね。
そもそもあの国は基本的に
海に面して川の水運を
使った国だし。
こういうことにおいそれと眼が向かないのも、多分、僕らの想像力の限界であり、そして恋愛以外はどうにも観察力がないことの現れなんだろう。
∧∧
(‥ )この場合は単純に
\– 技術史に詳しくないから。
そういうこともあるの
でしょうけどね
(‥ )この場合はむしろ
そっちの方が大きいかもね
だけど、恋愛以外だと
人間の想像力や集中力は
格段に落ちる。だとしたら
影響は無視できまい。
少なくとも、農村に囲まれていない都会、獲物が見当たらない世界にいる凶暴な肉食獣、水郷で奏でられる金管楽器。これらを平気で受け入れる一方で、ご都合主義恋愛となると途端に辛口になる、このおかしな偏りにはなんらかの説明が必要だ。
∧∧
( ‥)まあ、ラノベを読む人も
巨乳なハーレムとか見ると
引くみたいですけどね
(‥ )ご都合主義は一服の
清涼剤と分かっていても
さすがに脳が拒否反応を
起こすレベルなのな。
しかしだ、巨乳なハーレムに拒否反応を起こす脳も、何を食ってるのか分からないドラゴンがぞろぞろいる世界では、素直に冒険を楽しむようである。