2013年1月4日金曜日
この宇宙は議論ではない
∧∧
( ‥)どお?
( ‥)んー、もう少し。
–□ 赤ののりが悪いの
だよね、なんでかね
色によって顔料、溶剤の違いがあるせいなのか、微妙にのりが悪いものがある。
さて
歴史を何度繰り返してもギリシャはローマに勝てない
∧∧
( ‥)とっ、あなたは考えますと
( ‥)ギリシャ、この場合は
–□ ポリスでも
ヘレニズム世界の諸列強
でもどっちでもいいけど
勝つ道理がないと思う
∧∧
( ‥)純粋にプロ同士の軍勢の
衝突で見れば互角か、
歴史的な事実から言えば
ギリシャのファランクスに
対してローマのレギオンが
優勢っぽいですけど
(‥ )そういうことウンヌン以前に
ローマはギリシャに
攻め込む理由があるけど
ギリシャはローマに
攻め込む理由がないからね
一体、ギリシャが西へ何をしにいくと?
∧∧
(‥ )ローマに征服された後
\– でしたっけ? もし、
アレクサンドロス大王が
東でなく、西へ向かったら
ローマは征服されていた
だろうに、という記述が
出てくるのは
(‥ )平行世界を扱った、
歴史上初の事例だって
言う人もいるやつな。
でもさ、大王は遠征時に
借金抱えてて、
軍団に支払う給料も
ほんのわずかしかない
状況であったことを
考えると、貧乏な西へ
なんていったら、
自滅よね。いかないだろ
歴史にいくら偶然があるといっても、大王は西へいくか東へいくかサイコロで決めた訳じゃあるまい。軍勢なんて巨大な組織を動かすのだ。野望うんぬん以前にもっと物理的な理由があると考えた方が無難、というか当然だろう。
∧∧
(‥ )ギリシャ人は議論が
\– 出来ない人たちで、
ローマに征服、国は滅び
中身は入れ替わり
(‥ )仮にそれが本当でも、
議論できなくたって
いいんだよ。
失敗したら死ねばいい。
∧∧
( ‥)体力があったら
何度失敗しても
対応して復活できます
からね
(‥ )例えばの話、日本人が
議論がきちんと出来て
軍隊が非常に合理的な
組織であっても、WW2
ではアメリカに負けた
だろうね。
経済力、技術力、工業力、すべての点で劣っているのだ。いかに人間を変えても、いかにすばらしい人々をそろえても、体力が続かなければ負ける。
∧∧
(‥ )ペロポネソス戦争では
\– 最終的に、
アテネ市はただ1度の
海戦で負けたのでしたっけ
(‥ )なんど勝っても、
何度、敵艦隊を殲滅しても
相手のスパルタ市は
超大国ペルシャの援助を
受けていて、どうにも
ならんのよね。
何度でもよみがえる敵に対して、いくら勝利を重ねても、一度敗北して膝が折れたら、すべて終わるは当然。
∧∧
( ‥)議論が大事ってどう
思います?
(‥ )大事だろうけどさ、
議論が出すのは決定
であって、結果でも
答えでもないよ。
議論なんぞどうでも良いことだ。馬鹿な議論は確かに論外かもしれないが、議論が馬鹿だろうが賢かろうが、良かろうが悪かろうが、死ぬ時は死ぬ。いかに良い議論でも結果的にすべてを失うことがある。
そりゃあ、当たり前なのだ。この宇宙は議論ではない。