2012年10月1日月曜日
魔法を飲むには動きなさいと?
魔法
∧∧
( ‥)古代から存在する数々、あまた
あらゆる種類の魔術、秘技、
唯一成功した魔法が科学で
あるのだと
(‥ )ゆえに科学は絶大な力を
持っているし、それを
現実世界に応用する技術は
強大な影響力をもたらす
まあ、ニュートンが魔法使い、ケプラーが占星術師であったのは当然といえば当然。
∧∧
(‥ )でも、いまや魔法はゲームと
\– フィクションにおけるただの
かけ声になりました
(‥ )意地悪な言い様で、学問と
勉学の挫折とその補填、と
言った人もいるな。
*科学、技術、その他、いろいろなことが分からない、把握できないから、魔法という見てくれは豪華だが陳腐なご都合主義に頼るのだろう? という意地悪な見解。
∧∧
( ‥)でもそういう理由もあれど
それだけではないでしょうと
(‥ )例えば厳密に体系化され
理路整然と設定された
魔法力学とそれに裏打ち
された魔法小説を読みたいか
読みたくないよなあ。
∧∧
( ‥)世界を丸ごとひとつ
成り立たせている
魔法を描写し切ったら
それ、ただの架空物理学に
なりますからね
(‥ )その魔法世界は原子で成り立って
いるのだろうか? それとも
アリストテレスが考えた
ように連続する物体で成り立って
いるのだろうか? その場合、
真空は存在しないことになる
あるいはプラトンが考えたように
図形から構成されているの
だろうか?
その法則性は何か? それを描写し切ったら、たぶん、頭が痛いだけだろう。
∧∧
(‥ )SFだってサイエンスでもなんでも
\– ないですからね、超光速で宇宙を
駆け巡る船、どこへいっても
均一に流れる時間、絶対座標
(‥ )SFってそういう意味では
大概の場合、ニュートン宇宙
なのよな。確かに果てしなく
光速へ近づくラムジェットで
時間の彼方までいっちゃう
小説もあるけどさ。
∧∧
( ‥)そもそもフィクションは現実から
の逃げであるのだと
(‥ )現実に学業や”もてない”も
含まれるから学園ラブコメとか
あるのであって、一服の
清涼剤としてあるのよね
そうねえ、ラノベだって漫画だって、あれは未成年のためのお酒とか合法ドラッグみたいなものなんだろう。しかも、一応、大人も楽しめるらしい。
∧∧
(‥ )そもそもしかめっつらな
\– 小説だって、清涼飲料
でしかないですよね?
(‥ )あれはもっとねじれた飲料で
ある場合があるのよね、
こんな訳分からんものを読めて
論評できるオレ様すごい、と
いうアピール。
∧∧
( ‥)現実はいやなものだと
(‥ )そりゃね、僕らを殺すからな
殺す現実から目をそらすな、という人もいるけども、いつも絶えず現実に目を向けていると、たぶん、魂がすり減る。
∧∧
( ‥)そんな時には一服の清涼剤
(‥ )漫画、ラノベ、魔法、冒険SF
大いに結構。
ああ、しかし、これは言い換えるとだ。
∧∧
( ‥)現実というグランドでスポーツ
するから清涼剤がおいしいし
欲しいし、必要だし、体にも
心にも良いのですよね?
(‥ )??つまりあれか?
漫画やラノベを楽しんで良い
のは不毛な学生生活を送り、
会社でうんざりする仕事を
行う学生やサラリーマンたち
だけってことかい?
確かに、動きもせずに清涼飲料ばかり飲むと、とてつもなく不健康なデブになるのである。