2012年9月11日火曜日
もしかして、最後まで勘違いしていたらどうする?
かつてペルシャ帝国の進撃を撃退した偉大なる古典ギリシャ都市国家は、その栄光から2世紀の後、なぜ衰退するのか? それは市民社会が堕落変質したからだ。そうしてマケドニア王国に屈服し、ついにはローマの軍門に下ってしまったのである。
∧∧
( ‥)という説明
( ‥)が、あるけどもさ
–□ おかしくねえ?
ペルシャ帝国の撤退は
長距離遠征と
海戦のおもわぬ損害で
引いただけだよね
マケドニアはすぐ隣だよ?
しかもマケドニア軍、
プロの軍隊だし。
∧∧
( ‥)堕落どころか、
むしろ最後まで市民に
よるポリス社会は健在だと?
(‥ )確かに紀元前1世紀までに
市民軍は
消失したらしいけど
それでも
都市内部の不満から
決起して、
支配者である新興勢力
ローマとの全面戦争に入る
少なくとも見た目は
市民が主人公だ!!
ばりばりよね
これが堕落かね?
∧∧
( ‥)むしろ時代錯誤?
( ‥)たぶんそうだと思う
–□ 調べなくちゃいけない
けどもね
最後の最後まで、市民軍を失っても、動機が経済格差だとも言うけど、それでもなお決起し、ミトラダテス王と同盟してローマとの戦争に突入した。
勝てる、独立できる、そう思っていたのだろうか? 勝てると思っていたのなら、正直、原理原則にこだわっていかれているようにしか見えない。
調べて確かめないといけないことだけども(他に選択肢がなかった、という可能性もありうる)。
∧∧
( ‥)かつてソロンの改革で格差を
是正し、さらに押し寄せる
ペルシャ帝国を自力で
打ち負かした、という自信の
あらわれでしょうか?
(‥ )いや、だからさ、そもそも
ペルシャ帝国に
”勝った!!”
という自負、
それ自体が勘違いだったら
どうなっちゃうんだ、
という話なのよ。
∧∧
(‥ )ミトラダテス王の軍隊と共に
\– 戦って・・・
市民は古式ゆかしい
重装歩兵軍団で戦ったの
でしょうかね?
(‥ )ローマ軍は、
投げ槍を投げて肉薄し
接近戦を挑んでくる
プロの軍隊だよな?
しかも自在に
散開可能な重装歩兵
勝てるわけないよねえ
堕落どころか、むしろ、最後まで勘違いしていたとしたら、どうする?