2012年7月18日水曜日
勇者グンタイアリ
魔王 VS 勇者
集団でありながら組織的に反撃をしない魔王軍という不思議軍団の敵陣に少数精鋭で侵入。中核である魔王を勇者のパーティーという個人戦力で倒してゲームクリア
∧∧
( ‥)組織的な反撃をされると
こちらも軍団を率いねば
勝てませんからね
物語がファンタジーで
あり続けるには、
必然の有り様ですね
( ‥)ちょっとお話が現実的
になってな
組織的な反撃をされると
勇者様ご一行では
進めないしなあ
パーティー戦が無理なら
勇者よ情けないとか
言ってる王様の国を
まずは乗っ取るか。
だがそうした瞬間、ゲームは国取り物語、下克上編に移行する。僻地でモンスターに襲われている村々を救い、感謝と共に用心棒として実行支配。王国の徴税官や代官をひそかに殺し、逃亡兵をかき集めクーデターだ。
( ‥)いや、しかし、勇者を
たきつけるような王様は
そのぐらい見越して
いるはずだよな?
味方にスパイの1人や
2人ぐらい...
∧∧
(‥ )...仲間の王子が逃げましたよ?
告げ口されちゃあたまらん。容赦なく捕縛。手足が折れてぎーぎーわめいているけど気にしない。
∧∧
( ‥)もう少し、
ファンタジーっぽく
軍団をですね
( ‥)とっ、言うわけで
–□ 高貴な王子をぬっ殺し
脈打つ心臓を贄に
大魔法を展開
村の生者をすべて死者に変え、勇者の意のままに動くゾンビを100名
( ‥)これを種火に
村々を襲えば兵士が1万人
町々を襲って兵士は10万人
同化率が損耗率を上回れば
軍団のプラス成長が可能
∧∧
(‥ )でも、ゾンビだって、
\– 意のままに動くだけで
結局、食費はかさむでしょう
しょうがないので、グンタイアリのように行軍とビバークをし、略奪と移動を繰り返す。夜、夜営を張って静かに集合していた死者の軍勢が、朝日と共に行軍を開始。
( ‥)村々を襲って食い物を、
町々を襲って武具と物資を
時々、損耗率に
応じて生者から兵士を
調達すればいい。
おう、これぞ人頭税か
∧∧
( ‥)近隣の村も町も全部、
食いつぶしたよ
みんなー、死んで成仏したいかー? おおーというどよめきの声を上げながら、次の土地へ移動開始、移動開始。富と人と食い物を求めて王国になだれ込み、都を劫略し、最終目的地は魔王の居城。そして目指せ、もう何も起きない黄昏の絶対平和。