2012年4月24日火曜日
夢のある国、ない国
∧∧
( ‥)どう?
( ‥)そうねえ、聞いた話から
-□ 推論するとだなあ
例えばネットで目にした意見が曰く、ラノベ作家になりたい? やめとけ。原稿料は1作品でせいぜい数十万(50万前後)。生活できるだけの年収をかせぐには年に数冊を出さなければいけないが、それをクリアするのが厳しすぎる。
これに対して、本当か? という驚きや、いぶかり、疑い、怒り、賛成まで色々な反応があったらしい。そして、
∧∧
( ‥)推論するに事実だと
( ‥)発行部数×印税
-□ おおよそ計算すると、
稼ぎがおいちゃんと
同じ程度なのよ
∧∧
( ‥)ラノベだと重版する可能性が
ありますが
(‥ )なんかそれもね、
楽観できないみたい。
もちろん、年4冊出せれば年収は200〜300万の間にはなりうる
∧∧
(‥ )でも、売れないとそもそも
\– 発注がこなくなりますよね
以上の前提も崩れると
(‥ )売れたらでかい。大儲け。
だけどもそんな事例は
当然、少ない。
そしてあまり売れなかったら競争の中で脱落して、ジ・エンド。おそらく。
∧∧
( ‥)ハイリスク、ハイリターンですね
( ‥)ほとんど全員、地を這うが
ごくまれに大きく成功する。
そうした状況みたいね
まあ、そんな業界だからこそ、夢もあれば人気もあるし、一旗揚げようとする人々が集まって活気が出る、そういうことなのだろう。そうねえ、若者に残されたありうるベンチャー起業(企業ではなくて)のひとつということなのかもしれぬ。希望もあれば、現実のかけらを告げられて「そんなのは嘘だ!!」という怒りの声がわき上がるのも当然か。しかし、それはそれ自体でひとつの価値だ。
∧∧
( ‥)あなたはローリスク、
ローリターンですよね
(‥ )まあ、サイエンスライター
なんてのはそんなもんさ。
ここには夢や妄想がないからね。