自己紹介

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2010年9月10日金曜日

14時間

 
 早朝、散歩へいったら

 ∧∧
(‥ )昨日のセミさんがまだいますよ

    (‥ )おや、脱皮を初めて
       14時間はたっているはずだけど。
        →*

 ∧∧
(‥ )同じセミさんですよね?
    (‥ )そうじゃねえかあ? 脱皮殻に
        別の、それもぴちぴちのセミが
        止まっていると解釈もできるだろうけども

 そんな解釈は怪しい(最節約な推論であるとは思えない)。

 ∧∧
(‥ )涼しかったからなのか、
。   あのまま夜になってしまって
     ずっと脱皮殻にとまっていたのか。

    (‥ )後者かねえ?

 そうねえ、夕方に脱皮すれば、そのまま夜に突入できるんだよな。

 

2010年9月9日木曜日

その人物は成果の量だけを誇った

 
 
 ∧∧
( ‥)?

    (‥ )こんな話を覚えているかい?

 ホメロスの詩にうたわれる英雄達は論理を語りはしない、殺した人間の数を誇る

 ∧∧
( ‥)ああ、まあ、あれはそんな話でしたね

    (‥ )成果の量は誇るが、効果については語らない。

 英雄とファシストは数を誇るが、その効果については語らない。

 ∧∧
( ‥)数って、この場合は殺した人間の数でしょ?

    (‥ )成果は語るが、効果は語らない。

 殺そうが、生かそうが、与えようが、成果は語るが効果は語らない。

 言い換えればこう。

 成果は数であり、数が誇れればそれは成果であり、効果はどうでもいい


 ∧∧
( ‥)無意味ですね

    (‥ )詩は現実じゃないし、ファシストが語る理想も
        それは現実ではない。

 
 
 詩人やファシストにとって、効果があるかないかなんてどうでもいい。

    (‥ )ということさ。
 ∧∧
( ‥)そういうもんなんですか?


 夢や理想は現実を語らない。

 ∧∧
( ‥)そりゃあ、まあ、夢や理想は
    現実ではないですからね。

    (‥ )夢や理想は「かくあるべし」、であって
        「現実を説明できる、操作できうる、せめて
         予想できうる妥当なモデル」、ではない。

 かくあるべし、は妄想であって、説明するためのモデルではない
 
 

     (‥ )「説明するためのモデル」、ではないもの、
          それすなわち、テスト、検証の必要なし
 ∧∧
( ‥)はあ、だから効果があったかを無視して
    成果だけを誇るのだと?


 より正確に言うと、やった、という成果を、汗を流したという動作だけを誇る。

 検証の必要認めず、効果を無視する。

 それは理論としては無敵で、ゆえに経験的でなくなり、科学でさえもなくなる。

  
     (‥ )反証不可能な仮説。それすなわち
         不死身の理論
 ∧∧
( ‥)まあ、ゾンビ理論ですね。


 すでに死んでいる。

 死んだくせに歩いてる。

 死人が歩くな。

 
    (‥ )だから私は詩人とファシストが嫌いだ。
 ∧∧
( ‥)はあ、さいですか

 あいつらは死を引き連れている、近づくとこっちまでコストを支払わされる。

 理想は人にコストを払わせる。

 ∧∧
( ‥)夢って言葉も嫌いでしょ?

     (‥ )夢なんて言葉をな、理想という意味で使う時、
         人は死んだも同然だ。

 夢を語る人間は現実から自らを切り離し、夢の中で生きている。成果は語るが効果は語らない。夢は効果ではない。夢は成果で十分だから。しかしそれでは死体とおんなじだ、おんなじ。

 
 ∧∧
( ‥)まあ、ねえ。

     (‥ )そもそもだよ

 夢のような恋、夢のある生き方、夢と希望にあふれて入社した


     (‥ )どれも痛い言葉だと思わんか?
 ∧∧
( ‥)まあ、そういう表現ではあるのは
    確かだと思いますが。

 
 夢なんて言葉は痛い。しかし夢のある人間は成果を誇って、効果を無視して、そのつけで他人にコストを払わせる。

        

それは尻でつながっていた

 
 
 公園向こうの図書館にいこうと歩いていたら


 ∧∧
(‥ )セミさんが脱皮してます
     (‥ )夕方の3:45ぐらい、
         こんな時間にも脱皮するんだ。

 見ていたらじりじりじりじり、時々、びくびくびくっ、と震えて幼虫の外皮から白い成虫の体が出てくる。頭を出し、胸を出し、前足を出し、中足、後ろ足、

 ∧∧
(‥ )時間は4:16です。逆さにぶら下がってますね
     (‥ )ああ、オスだなあ、まだ色がついていない
         ような状態だから、お腹が透けて見えるね。
          腹部の内部が空っぽだって分かるなあ。

 あの姿、スケルトンな姿のまま成虫でいてくれたらかっこ素敵なんだけども。

 ∧∧
(‥ )無茶なこと言いますねえ
。   色素がなければ太陽光の下はつらいでしょうに

     (‥ )それにしてもあれかい? 足もつかわず逆さま
         お腹を幼虫の外皮にはさんだだけで
          ぶらさがっているのかい?

 と、思って前からよく見たら、幼虫の外皮の中では腹部の後端がえらいのびきっていて、幼虫の外皮のお尻にまでのびているらしく

 ∧∧
(‥ )お尻で連結、ということですか?
     (‥ )足が固くなるまでは
         このままなんだろうな。

 さすがに時間もないので、そこでばいばい

 ∧∧  森の中だけに派手にカに刺されましたね
( ‥)
 -( ‥)かゆいーなー

 

仕事は嫌いだ めんどくさい

 
 
 あれ、辞書、辞書。辞書はどこへいった


 ∧∧
( ‥)ありましたよ
  -□
     (‥ )おう。

 やあ、しかし困ったもんだわさ。辞書を引かないと英語が読めないというのは。


 ∧∧
( ‥)中学、高校と勉強しているのに

      ( ‥)してなかったからこういうことになるのさ
        -□

 そういえばあれだ、小学生から英語を教えようとか、社内では英語をしゃべるようにしようとか、そういう試みが提案されると

 ∧∧
( ‥)必ず反対意見というか揶揄が出ますよね

      (‥ )日本語をしゃべれるようにするのが先だとか
          馬鹿じゃないのーとかな。

 まあ、色々、ごたくはあれども

 ∧∧
( ‥)本当は怖いんでしょ?
    自分より若いのに自分より英語ができて
     ようするに自分より仕事ができちゃうのが怖いんでしょ?

      (‥ )まあ、そうねえ、そう見えるよねえ。

 別にどうでもいいのなら興味も意見もないだろうし、必死に揶揄したり苦言を呈したりはしないだろう。

 ∧∧
( ‥)さりとて、自分のスキルを上げるつもりもないんですね

      ( ‥)そもそも上がらないんじゃねーか?
        -□ おいちゃんの英語力だって大して上がってないし。

 若くないってのはそれだけで不利だし、馬鹿だし、頭がのろい、にぶい、遅い。自分が不利ならそりゃあ取り繕うだろう。自分がもっと若い奴にあっさり負けるんじゃないかと、怖くて怖くてたまらないってわけだ。

 
 ∧∧
( ‥)でっ、人の足を引っ張るわけですか?
    次世代の子供たちに英語を早く教える機会を
     奪おうとしたりするわけですか??

      (‥ )自分がそれで結果的に損するとしてもだな
          人間ってのは他人の足を引っ張って、
           現状を維持したいと思うもんさ。

 今のままでいたいだろう? 今のままでいいじゃない、そう思うだろう?

 今の自分を肯定されたくはないか?

 十分立派だよと言われたくはないか?
 
 それでいいんだよ、と言われたくはないか?

 ∧∧
( ‥)それは老人の発想ですね。

     ( ‥)人間、生きながら死ぬってことがあるんよ
       -□

 そういえば

 どっかの政治家がいいました。

 フランスにいって英語で話しかけたら、フランス語で話せというのです。自国では自国の言葉で話させる。これが国際化なのだそうです。なるほどと思いました!!


 ∧∧
( ‥)ふーん

      ( ‥)フレンチの言うこと、真に受けちゃだめだよな。
        -□


 ところでレジンがアンバーになる化学的変化を述べよって言われたら、どうすればいいんよ?

 ∧∧
( ‥)だから読んでいるんでしょうに

      (‥ )まあ、そうなんだけどさ。
       □-

 仕事は嫌いだ、めんどくさい

 

 

2010年9月8日水曜日

古代人の思考を覗く

 
 ちょっと一昔前の、日本におけるカイツブリの観察記録を読む。
 
 ∧∧
(‥ )1934年ですね
\-
     (‥ )観察自体は大正なんだけどもね。

 なんでもカイツブリを観察していたら、その観察者の跡をつけてカイツブリの卵を盗む者がいるのだとか。

  
     ( ‥)花柳病に効くという迷信が?
       -□  花柳病って何よ?
 ∧∧
(‥ )性病のことみたいですが?
\-

      (‥ )・・・・
 ∧∧
( ‥)性病のことみたいですよ。
\-   ようするに梅毒とか淋病とか


 ああ、そういう・・・・・。


 ∧∧
( ‥)農村の経済は日を追うて苦しくなり、
  -□ 金儲けに血眼になり、菖蒲などを刈って男の子の
    節句として市場で売り、そうするとカイツブリの巣が
    人目にさらされ、例の妙薬との迷信が働き・・・

      (‥ )四捨五入して80年。
          日本人って金持ちになったんだな。

 節句に菖蒲なんて、もうやっている人はどれだけいるか。それにしても古代人の思考はよく分からん。
 
 

      ( ‥)花柳病ってあんた
          何その、きどったネーミング?
           梅毒だろ? 淋病だろ?
 ∧∧
( ‥)まあ、どうでしょうねえ?
    無限希釈した溶液に効果があるという
     呪術がはやっているのが現代でして。
     死者まで出てるんでしょ?

 さてもさても、考えることは古代人も現代人もやはり同じか?

 

 ∧∧
(‥ )カイツブリが漁の餌をとるからって理由で
 □-  巣を見つけると櫂とかで叩き潰してたみたいですね。

      (‥ )昔は楽天的だったよな、無限に自然が
          あると思えた時代でもあった。

 しかし、今もたいして変わらないか?

 
 在来種が危機に会っている時に、外来種を駆除するのは可哀想、と主張するのも、たぶん、自然が無限大だと思っているのか、

 
 ∧∧
( ‥)あるいはどうでもいいのでは?

      (‥ )かもね。
 
 
 

 
 

2010年9月7日火曜日

理解に飛びつくのか、謎を見つけ出すのか

 
 そういえば、

    (‥ )どこぞの掲示板で(オレ様に)鳥の進化を
        論じていた人は、性選択を知らなかったよな。
 ∧∧
( ‥)ああ、そういえばそうでしたね。

 なんでも過剰な角とか装飾は病気なんだそうだ。そういう意見は半世紀も前に死に絶えたかと思っていたけども、そんなことを言う人間が21世紀にまだいたんだ、というのは新鮮な驚きだった。

 
    ( ‥)またどっかの掲示板では、ダーウィンはウォレスをぱくった
        種の起源なんか読む必要ありませんよ、とか
        言ってた連中がいたなあ
 ∧∧
( ‥)でも、その人たちが読んだ本って
    「ダーウィンに消された男」だけっぽかった
     ですよね。

 まあ、でもその方が楽には違いない。ジャーナリストがてきとーに書いた本を読んで、分かった、ということにして、問題解決はなされた!! ということにして教科書とかリサーチとかしないというのは、

 ∧∧
( ‥)それは楽だと。

     (‥ )幸せでもあるんだろうな。

 幸せとは自己欺瞞と詭弁の中にあり。科学は人間を幸せにはしてくれない。

 
 ∧∧
( ‥)ウォレスさんは最後まで性淘汰を理解していない
    人でした。

     (‥ )むしろあの人は、ダーウィンの問題提起を、
         性淘汰や中立遺伝の固定に関わる部分を
         全部へしおっちゃったんだよな。

 まあ、後に続く100年間の生物学者の態度を見れば、ウォレスの行動も理解も、それは当然というか、当時の研究者の限界だったんじゃないの? と言えるかもしれないけども。

 ∧∧
( ‥)でっ?

     ( ‥)ヤブツカツクリの繁殖を調べているのだけども
       -□ なんかよくわからないんだよね。

 乱婚、でいいんだよね、これ? 

 ∧∧
( ‥)二次性徴はあるみたいですね、
    雌雄差もあると

     (‥ )でも、メスのチョイスが分からんのよね。
      □-  交尾したオスの巣で卵を産むとは
         限らないらしいし、父性もかなり怪しげっぽい。
         でもオスが子育て(?)するんだよなあ。

 オスの投資は、あのでっかい”巣”を見る限り、膨大なものだよね? いいのか? 父性がはっきりしないなんて??

 ∧∧
( ‥)一部のレポートの内容からすると、
    オレの巣に産卵するなら交尾させろ、という行動が
    オスにみられるそうですが。

     (‥ )これってどういう淘汰が働いて、どういう利益が
         生じていると考えるべきなんだろうな?
          普通に鳥らしいと見るべきなのか、
           あるいは読むべき文献を見落としてるか?

 今はどこまで研究が進んでいるんだろう?

 
 オレ様理論は理解にすぐに飛びついてしまうが、科学はいつでもどこでも、どんなつまらない場所にでも、必ず謎を見つけ出す。

 
 ∧∧
( ‥)見つけられたその謎を見つけて

    (‥ )謎と謎の有り様、謎の理由を理解するのが
        こちらの仕事。


 それにしてもヤブツカツクリ、何をやっとるのですか?

 


チョウゲンボウかツミか

 
 某所で、チョウゲンボウがシジュウカラを捕まえるのを見た、と言ったのだけども

 ∧∧
( ‥)確か、ツミだったのでは?
    →*

    (‥ )うーむ、思わずチョウゲンボウと。

 とはいえ、まあ、どっちにしても小さな猛禽類だったのだけども。

 ∧∧
( ‥)先日もカラスと小さな猛禽類が
    追いつ、追われつ、していましたが。

    (‥ )双眼鏡、買うか。

 
 

2010年9月5日日曜日

誤差産業

 
 ∧∧
(‥ )ホメオパシーとか、、ああいう独自の理論で
\-   患者さんの救済をはかることを謳い文句にしながら
     実際には効果を上げていないか、あるいは
     効果と投与に因果関係があるように積極的には
      認められないものって、なんなのでしょうね?

     (‥ )もしかして、誤差に入り込んでいるのかもね

 ∧∧
( ‥)誤差?
\-
     (‥ )データを説明するモデルを提案する時、
         そのモデルはすべてのデータを説明できないよね?

 理論はすべてを説明できるもんだと、能天気に言う人間は確かにいるけども、実際のところ、モデルはデータのすべてを説明できない、というかしない。


 ∧∧
( ‥)というか、”するものではない”でしょ。

     (‥ )するものではないね。
         すべてを説明する理論なんてたぶん、
          科学じゃないだろうしな。

 というか、そんなもの使えねーよ。


 ごく単純にX軸とY軸を引いて、個々のデータをそれにプロットする。


|  ゜ ゜
| 。。
|。 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     (‥ )このデータを見た時にどんなグラフを引くか?
 ∧∧
( ‥)例えばの話、こんなじゃないですか?

|  /
| /
|/ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 グラフ(データを説明するモデル)はざっくり説明できればそれでいい。


 反対に

|  | ̄
| _|
|/ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     (‥ )こんなグラフは引かんよな
 ∧∧
( ‥)まあ、こっちのグラフの方がデータを
    ”完全”に説明しているんですけどね。
 
 人間が採用するモデルはまあ、常識的にはざっくりと説明できて、ブレは誤差、とみなすのが一般的。というかそうでないとモデルなんて使えない。

 ∧∧
( ‥)はあ、それで?

     (‥ )誤差ってさあ、まんま考えると、
         現行の理論では説明できません、
         という風にもとらえられるよね?

 ∧∧
( ‥)いやいや、実際にはいちいち考慮に入れていない
    要素の影響でしょ?

      (‥ )だが、なかには未知の要素もあるだろ?

 というか、例えば”ある種の立場に置かれた患者さん”には因果が未知だろうが、考慮されていない要素だろうが、どっちも同じだ。

 ∧∧
( ‥)現行の理論(医療や投与)が効果を発揮しない
    そういう状況に置かれていると。

      (‥ )原理的に発揮できません、という状況もあるから
          それだけじゃないだろうけども、
          そういう事例って要するにおおむね誤差だよな?

 ∧∧
( ‥)はあ、まあ、そういうものもあるでしょうねえ。

      (‥ )効かない、効いているとは認識できない
          そういう誤差の範囲にやってきました
           ホメオパシー。

 ∧∧
( ‥)誤差に挿入された何かだと?

      (‥ )さながら誤差産業だと言えばいい?

 なんか、そういう説明しきれない誤差とされる領域にいる、そういう苦しい人々の心の隙間に侵入してくるようなものみたいだし。

 ∧∧
(‥ )というか、体験談なるものを見ていると、
\-    素人目にも悪化しているだろう、という事例が
     ひっかかってきますけども。

      (‥ )まあそりゃあそうじゃねえか?
          誤差が考慮されていない、あるいは特異、個別な要素、
          あるいは未知の要素で起きている場合、

 その誤差そのものの因果を説明できる理論でないと、問題解決は不可能。

 ∧∧
( ‥)・・・ホメオパシーってそういう誤差を説明できるような
  -□ 個別で具体的な理論には思えないんですけどね。

      (‥ )聞く限りでは理論体系がざっくりしすぎというか、
          ご本人達は普遍的な理論を目指しているように
           見えるからね。

 いわば、既存の医療に対抗するかのような側面があることからすると、

 ∧∧
( ‥)誤差は拾えないだろうと。

      (‥ )科学理論と同じ普遍的な理論なんじゃね?

 単に性能が恐ろしく悪いというか、因果が見えない、というだけで。

*より正確にいうと、既存の手法では因果が見えずに、本人達は既存の手法に代わる検証手段を提案していないか、あるいは提案しても検証手段そのものの妥当性が未知。

 ∧∧
( ‥)あれなんですかね?

      (‥ )だから誤差産業。

 ∧∧
( ‥)いえ、それは産業の形態についての評価でしょ? 
    あれは理論としては何? ニセ科学?

      ( ‥)ニセ科学ねえ、おいちゃん、あれはニセ科学とは
          認識していないんだよね。

 ∧∧
( ‥)なんと?

      (‥ )あれ、普通に感染呪術だろ?

 ∧∧
( ‥)ああ、まあねえ。

      (‥ )ヨーロッパのどこの民話だったっけ、あったよな
          アザラシ漁の男が、アザラシにつれられて、
          自分の傷つけたアザラシを、傷つけたナイフそのもので
           癒すことを要請されるという話。

 ホメオパシーを聞いて最初に思ったのは、ああ、ヨーロピアンの考えそうな感染呪術だよな、ということで。
 
 ∧∧
( ‥)つまり

      (‥ )あれは認識的には黒魔術だと思うよ。

 ニセ科学とは認識できない。

 


シグモイドに尻尾を走る

 
 そういえば先日

   ( ‥)夜道を歩いていたら、
       金色の流れ星が
       すぱーん、と流れたな。
 ∧∧
( ‥)速かったですよね。


 こと座流星群やペルセウス座流星群は緑色でぽろーんと、ややゆっくり流れる。あれは岩石質なものが流れ星になるからだ、とかいう話を聞いたけども。

 ∧∧
( ‥)金色はなんでしょうね?

     (‥ )さてねえ??

 さて

 先日のことである。早朝の公園で丘の上のベンチに座り、ぼーっとしていたら 妙に細長い動物が現れた。


 ∧∧  あっ!! ハクビシンですよ
( ‥)
 -( ‥)子供だよね? なんか
     ミニチュアダックスフント
     みたいだな。
     いや、あれよりも
     かわいいか?

 ほっそい体に、短いあんよ。長い尻尾は水平に、しかし下に下がって、そこから、また水平に伸びている。
 

 ∧∧ シグモイドですよ、シグモイド
( ‥)
 -( ‥)そうだね、Sの字だね。

 走り方はネズミのような感じだった。前足、後ろ足をそれぞれそろえて細長い胴体を屈伸するようにして走る。音もたてずにさっさっさっ、

 ところが途中で引き返した。道があるのが怖いのか、人の気配がしたのか。戻ってしまった。

 と思ったら、

 
 ∧∧  こっちにきますよ??
( ‥)
 -( ‥)動いちゃだめだ、動いちゃ。
     あいつら目、悪いから
     動かなければばれやしない。
 

 まあ、そこまで絶対的に鈍感な生き物ではないけども、以前、夜道であちらからくるハクビシンに気がついたので、じーっと立っていたら、足下まですたすたやってきて、見下ろそうと首を動かしたら、その時初めて気がついたらしく、びくっとなって逃げていったことがある。
 
   いきました、いきました
 ∧∧、 脇にそれて走っていきましたよ
(‥ )
 -(‥ )気がついたんだろうけども、
     そんな気にしてなかった
     みたいね。ああ、尻尾が
     シグモイドだなあ・・・。

 ひきずったりはしないんだ。当たり前か。

 
 ∧∧
( ‥)昔、夜のベンチに腰掛けていたら
    やってきたタヌキがびくっ!!
    としてから
    コースを変えたことが
    ありましたよね?
    見えてましたよね?

     (‥ )でもあれ、
         月夜だったからなあ。
 

 おまけにコースの変更が

   →→→→→
   ↑    ↓
→→→ ◯   →→→→→→


 というものだったのには笑ったというかおかしいというか(◯は自分がいた位置)


 嗅覚に依存しているらしい動物の行動は、視覚に依存しているサルにはどうもちぐはぐに見えてしまうということか。


 ∧∧
( ‥)でもあっちから見たら。

     (‥ )こっちがおかしいの
         かもしれないな。

 

 
 

2010年9月4日土曜日

ニセ科学も科学もそんなものは実在しない


 人間はしばしば、ほんのごく少数の形質に注目して、物事をグルーピングしたりカテゴライズしたりする。

 ∧∧
( ‥)なぜに?

      (‥ )人間の脳の容量には限界があって、ほんの幾つかの
          恣意的に選んだデータでものをくくって
          語るのが精一杯なのよ。たぶん。

 ∧∧
( ‥)例えば?

      (‥ )科学とは以下のように定義できる、ニセ科学とは
          次のように定義できる。こういうのって、いかにも
          データが少ないでございますって感じだろ?

 大量のデータを動員したら、そんなんじゃすまないよね。

 ∧∧
( ‥)そしてですよ、その定義が指定したグルーピングや
    カテゴライズの妥当性はいかに?

      (‥ )それもさることながら、使う定義が単純、
          たぶん、定義に用いた特徴/形質が
          少ないとしたら、これはかなり深刻な
          ことを示しているよね。

 科学もニセ科学もあるいは思想も哲学も、あるいは漫画でも小説でも文化でもなんでもいい。人から人へ伝播するものはコピーされ、伝えられていく。それはそうした無数の事柄や要素が複雑怪奇に織り合ったネットワーク(いわば系統樹)になっていると思うのだけども。

      (‥ )そうした無数の要素や動作や特徴が伝播されていく過程で
          ”あるひとつの特徴”に注目したとするよね?
 ∧∧
( ‥)はいはい


 その特徴に注目して、その特徴を追跡した時、その特徴が以上のネットワークの途中で、ふっ、と消えてしまうことはあるか?

 ∧∧
( ‥)そりゃああるでしょう。生物の系統樹では、例えば
    陸上脊椎動物はエラを失いましたよね

      (‥ )でも、もちろん他の形質を動員すれば、
          陸上脊椎動物がひとつの系統群で
          あることは論証できるよね?

 あるいはこう

 ムハイサンショウウオは二次的に肺を失っている陸上脊椎動物。肺を持つものが陸上脊椎動物であるという定義はムハイサンショウウオを陸上脊椎動物から除外するが、無数の形質を動員して得た推論はそうでないことを支持する。

 ∧∧
( ‥)人間の文化や伝統、科学もそれと同じでしょ?

      (‥ )とっ、言うことはだ。ひとつの特徴にだけ
          注目した場合、その特徴が消失してしまうと、
          ネットワークはあるのに、ネットワーク自体は
          追跡できなくなる。
          例えばの話、天動説に注目すると、16世紀
           あたりから天文学を追跡できなくなる。

 ∧∧
( ‥)それで?

      (‥ )ダーウィンの進化理論からコピーにコピーを
          重ねて劣化して、さらにはマルクス主義やら
          他の色々な発想を水平遺伝よろしく
           取り込んだルイセンコ理論。あれは科学か?

 ∧∧
( ‥)科学ではないですよね?
    最低限、ダーウィンさんの進化理論はもうほとんど
    追跡不可能なぐらい消失していると思いますよ。
    

      ( ‥)本人達は科学であると自称したし、
          そういう形質もまだわずかに残っているけども
          一般的には科学でもなんでもない、
           最悪の意味での疑似科学とされているよね?


 ある形質に注目すると、ネットワークの派生的なもの(注目した形質を二次的に消失させたもの)を追跡できなくなる。

 あるいは反対に祖先を辿って時間をさかのぼると、あるところから派生的な形質が”派生的でない状態”になる(地動説が消えて天動説になる:実際にはこんなに単純なことではないですが)ために系統を追跡できなくなる。

 使った形質が少ないと、こういうのがもろに効いてくる。

 現実の姿や関係性を再現できない。

 定義うんぬんというのは(便宜的だと分かっているのでなければ)いかにもデータが少ないことを反映していそうだ。


      (‥ )科学から産まれた異常科学ってあるよな。
          科学が科学と呼べないような思想や理論から
          誕生したこともある。
 ∧∧
( ‥)まあ、そりゃあありますね。

 受け継がれて織り成す知識や考えの中に、私たちが科学と呼ぶ部分があり、私たちが非科学、ニセ科学、疑似科学、異常科学、病的科学、黒魔術、宗教、などなどと呼ぶ部分がある。

 ∧∧
( ‥)つまり、科学もニセ科学もネットワーク/系統を
    正確に反映したものではないと。

      (‥ )系統学で言うところの偽系統群。つまり
          実際に過去から現在、そして未来まで続くだろう
           無数の知識、事柄、発想、アイデア、テクニック
            これらが織り成す系統から”ある特徴に注目して”
             部分的に恣意的に切り出したもの。

 それが科学やニセ科学であって

 そんなものは現実でもないし、実際には存在しない。

 ∧∧
( ‥)つまり科学もニセ科学も実在しないと。

      (‥ )肉食動物みたいなもんじゃないか?
          肉を食べる、という特徴でくくっているけども
          肉食の昆虫、哺乳類、鳥、爬虫類、や魚、
          ばらばらの系統に由来するよね。

 ∧∧
( ‥)パンダとかある種のクマのように、肉食の系譜から
    植物食のものも誕生しますしね。
    肉食動物という単語は、系統という、
    自然界のパターンを生み出した存在を反映していないですねえ。
    

      (‥ )でも、肉食動物というカテゴリーが存在しないもので
          あったとしても、肉食動物とされた個々の動物の
           性能や能力は個別に判断できるんだよな。

 科学やニセ科学という分類が実は存在しない恣意的なものでしかなくても、それでも個々の事例の妥当性の判断に困ることはない。


 

 
          

 

2010年9月2日木曜日

使わなくても戦える、使わないと戦えない


 *の続き→
 
     (‥ )結局のところさ、科学者って科学って単語を
         使わなくても戦えるけども 
 ∧∧
( ‥)ニセ科学と呼称される人々やその理論は
    意外に科学という言葉を使って戦うように見えますね。


 まあ、考えてみれば当たり前かもしれぬ。

 ∧∧
( ‥)妥当性で勝負できて勝てるのなら

     (‥ )普通に科学になっちまうからな。

 
 ∧∧
( ‥)妥当性で勝負できないとしたら

     (‥ )妥当性とか、そういうものが見えない
         荒い解像度の単語で戦うしかないよね。

 ∧∧
(‥ )統計処理したわけじゃないですが、ニセ科学批判批判でも
\-  科学って言葉が良く出てきますね。

     (‥ )使わざるおえないんじゃねーのかな?

 妥当性で勝負できるのなら、科学なんて言葉は使う必要がない。勝負できないのなら、「科学」とか「ニセ科学批判」というざっくりとした言葉を使うしかないかもしれぬ。


 *ちなみにこのblogにおける科学という言葉は便宜的かつ、常識的な意味で使用しています

 

科学もニセ科学も、その名詞、当然科学の指示対象でない


*
*
*

 ときて

 ∧∧
( ‥)それで?

     (‥ )まとめると・・・・

 
1:ある仮説が妥当であるかないかを決定するのは自然科学の範疇
2:駄目な仮説を疑似科学とするか、ニセ科学とするか、トンデモとするか、あるいは異常科学と呼ぶのか病的科学と呼ぶのかは分類学の作業

     (‥ )なにをニセ科学と呼ぶのか、という
         認識の妥当性を評価してくれる解析手段はない
 ∧∧
( ‥)まあ、最低限、聞いたことはないですね。
 

 *端的に言うと、ある仮説をニセ科学と呼ぶか呼ばないかは科学ではない。

 
 ∧∧
( ‥)ところで、科学ってなんでしょうね?

      (‥ )恣意的な定義によってか、
          あるいは人間の認識で切り出された
          人間の営みの一部だろ?

 科学は定義もできなければ実在もしない。人間の営みや人間の思考や思想は伝播したり、水平移動したり、複雑にからみあったり、ぱっと産まれて急速に広がったり、あるいは滅びたり。科学とされるものと、科学であったものと、科学でなくなったものと、最初から科学でないものと、これら全部が全部、奇怪なまでに交差しあっているので、境界線がはっきりしないどころの騒ぎではない(例えばの話、科学って単系統群なんですかね?)

 それにそもそも科学を定義してもいいけども、その定義の妥当性を測る解析手段はどこにあって、その解析手段の妥当性はどう担保される?

 ∧∧
( ‥)科学を定義、認識する科学的な手段はどこにあるんだ?
    ということですか。

      (‥ )だからじゃねーの? 科学者って自分の論文で
          結果の妥当性を述べる時に「これは科学です」なんて
          普通は書かないだろう。彼らはそんな言葉より
          使える道具を持っているし、それを使う。

 ひるがえるに、人の営みを解析して、これこれで科学、これこれの値でニセ科学と判定する妥当な解析手段はあるか? たぶんない。

 ∧∧
( ‥)でも、それでいったら最初の「妥当であるかないかを決定するのは
    自然科学の範疇」、という言葉はどうします。

      (‥ )以上はこう翻訳すればいい?

1:仮説の妥当性を判断するには「それ自身の妥当性が示された解析手段」で解析すればよい
2:1によって駄目になってしまった仮説をなんと呼ぶかは1の範疇ではない。事実として「駄目な仮説やその周辺の人間の営みに名称を与える妥当な解析手段」は(たぶん)存在しない

 
      ( ‥)こんな翻訳に意味があるのかどうかは知らないけども、
          少なくともだ、
          科学は科学なんて言葉を使用する必要がないほどに
          様々な道具を持っているのは事実。
 ∧∧
( ‥)ニセ科学は、それをどう認識するかにもよりますが
    一般的にはそんな道具も解析手段も持っていない
     みたいですね。

 たぶん科学という名詞は、それ自身では自然科学ではない。

 ∧∧
( ‥)そりゃあね、名詞は自分自身では自分を正当化できないでしょう。
    名詞にそんな力はありません。
    言霊とやらは文字、言語を見た、聞いた人の
    脳で起きる現象でしょうしね

       (‥ )科学という名詞に指示された対象は自分たちの
           妥当性を示す技を持っている
          (たぶん、だから研究者は無茶なテストをして死ぬ)
           でも、名詞や呼称自体にはそんな力も技もない。

 思うに、科学という名詞が自分自身では無力だから、時にニセ科学が「科学」という言葉を使用するやもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)まあねえ、名詞に力がないのなら
    自分自身の仮説に妥当性がなくても
    ”これこそ科学”と、名詞自体を自らに冠することはできますからね。

       (‥ )統計学使いました、という嘘もつけるけども、
           科学ですって言えば、もっとずっとあいまいで
           遠いからごまかしが効くし。

 科学という言葉は、科学自身の営みからえらい離れていて、具体性がない。というか解像度が低すぎる。当たり前だけど。

 ∧∧
( ‥)もともとざっくりと指示するための単語ですからね。
    そりゃあそうでしょうよ。

       ( ‥)ニセ科学と呼称される仮説の妥当性を論じる時、
           科学という単語もニセ科学という単語も
           使う必要はないんだよな。

 ∧∧
( ‥)ところがその名詞で論じてしまう人がいると。

       (‥ )妥当性がないまま提案された名詞で論じる人もいれば
           反対に、その名詞が指示する作業や解析手段、結果、
           その妥当性に至るまで、がばっと展開する人もいる。

 ∧∧
( ‥)でも、議論は噛み合わないでしょうね

        (‥ )かみあってないよねえ。

 噛み合うわけが無いよなあ。

 科学とかニセ科学とか、名詞や認識にこだわっても、妥当性は得られることはなく、議論は噛み合わずに不毛に終わる。

 ∧∧
( ‥)そりゃあ、科学とかニセ科学という名詞や認識は
    解析手段で妥当性が示されたものではないですからね。

        (‥ )でっ、最初の話に戻るんよね。

 
 あるいは要約するとこう?→*
 
 

ああ・・・そういえばそうか

 
 ああ、そうか、ギンザメのご要望があったのは

 ∧∧
(‥ )例えばテングギンザメとかは例のあれの
\-   モデルになりえる、からでしたっけ?

     (‥ )そういえばそういう話を聞いたような。

 ご本人から聞いたんだっけ? 記憶があまりにもあいまいになっている。

 
 ∧∧
( ‥)ご本人からのルート以外ではありえないでしょう。

    ( ‥)推論するにそうだよな。

 
 ∧∧
( ‥)でも、ギンザメにおける遊泳の主力は
 □-  前の胸びれですよね?

     (‥ )だからこそ、それでいいんじゃないの?

 それでいいんだっけ?

 ∧∧
( ‥)そして確かに、魚類というか、海棲生物であれだけ吻部が長いのは
    テングギンザメとか、それくらいなものだと思いますが。

     (‥ )あの吻部って上から見ると横幅があって
         迫力あるんだよな。

 ∧∧
( ‥)ご要望にはなんと?

     (‥ )動画は・・・DVD作成とかはおいらが作業できる
         範疇では本来はないのだけども、可能な限りな
         ことは次でしたいかなあ。

 ∧∧
( ‥)消費者個人は、制作者側にとっては
    認識できないんじゃないんでしたっけ?

     (‥ )個人の要望であっても、それが普遍のテーマに
         なるのであれば、それは認識できるのではないかえ?

 

2010年9月1日水曜日

チャンバラにならない

 
 そういう意味では

 ∧∧
( ‥)では?

     (‥ )疑似科学批判/ニセ科学批判という名称を使われて
         しまったことに対して、「そのレッテルは不当!!」
         という主張がだよ。

 もし仮に、「これこれの仮説は疑似科学、ニセ科学、トンデモです、という主張は恣意的な分類でしかなくて、そんなパラメーターもないものは自然科学とは言えない」

     (‥ )という意味だとしたら、この主張自体は
         正当かもね。
 ∧∧
( ‥)でも、そういう主張とは限りませんよね。


 文章には明言されていない、暗黙の前提がいくらでもある。

 
 ∧∧
( ‥)僕の言うことは全部嘘ですよ。

     (‥ )文字通りにそれを解釈して
        「すべての発言が嘘」だとすると
         「すべてが嘘という発言も嘘」となって、矛盾が
          生じてしまう。

 ∧∧
( ‥)でも例えば「彼が言っていることはすべて嘘だった」
    言った場合、それは明らかに何かを省略していますよね。

     (‥ )彼があの時、我々に「しかじか」と述べた説明は
         裏をとったらすべてがでまかせだった、
         例えばの話、そういう意味だよな。

 文章における全部が何々は、しばしば全体の一部が何々だ、であったりする。

 文章が文字通りには解釈できないことはごく普通。

 ∧∧
( ‥)ニセ科学というレッテルは不当!!
    それが「この仮説がニセ科学である、という分類のパラメーターを示せ」
     という主張であれば、それは正しいことかもですね。

     (‥ )まあね、ただ。

 この仮説はニセ科学である、という文章も、当然ながら文字通りには解釈できない。

     (‥ )「この仮説はニセ科学」という文章が、
         「この仮説は妥当ではない、その根拠は以下略」
          という意味だとすると
 ∧∧
( ‥)ニセ科学というレッテルをはったのは恣意的だ、
    という批判は妥当であっても、仮説の救済には
    当然なりませんね。

 単に、ニセ科学、と言っていた言葉が「これこれのデータを以下のように解析したところ・・・」とえらく長くなる、というだけで。

 ∧∧
( ‥)物差しを出せよ、と叫んだら「ほら」
    と物差しが出てきたと。

     (‥ )ただ、それは妥当性を測る物差しであって
         残念ながらニセ科学というカテゴライズの
         物差しは出せないんだよな、そんなものないから。

 ∧∧
( ‥)そういう意味ではニセ科学というレッテルは
    やはり不当だ、そういうことになるんですかね?

     (‥ )レッテル自体には意味はない。そういう主張なら
         それは正しい。だけどもレッテルがどうなろうが、
         仮説の救済には当然ならない。それだけの
          話だと思うよ


 ∧∧
( ‥)相手に認識の物差しがなかった、と分かっても、
    妥当性では負けている、という
    状況は当然くつがえりませんね。

     (‥ )ああ、逆にいうと性能の悪い仮説に
         拘泥する人って認識の話から出て来れないよね。

 ∧∧
( ‥)片や、現実における妥当性を測る物差しを出し、

     (‥ )片や、それを出されてめんくらい、あわてて
         自分用の認識やカテゴライズの物差しを
          出して対抗しようとすると。

 もし自分に現実を測る物差しがあれば、それをさっさと出せば良い。それができないということはそんな物差しがないということだ。だとしたら出せる物差しは認識だけ。しかし認識の物差しは物事を推し量る力がない。

 ∧∧
( ‥)カテゴライズにパラメーターがないのだから
    勝負がつかないと・・・

     (‥ )だからずーっと言い合いが続くんだろ?

 ∧∧
(‥ )妥当性を測る物差しは片方からちゃんと出ているのだから
 □-  勝負は明らかなはずですが?

    (‥ )でも片っぽうが、ずーっと認識の物差しを持っていたら
        チャンバラにならないべ。

 推し量れない認識の物差しでは、当然、負けたことも推し量れないし、認識もできない。


 

物差しのない会話

 
 ∧∧
( ‥)なんでギンザメとかが載っていないんですか?
\-   という問いですが?
 
     (‥ )いや、実はおいちゃんもそれが
         なぜなのかは知らんのよ。

 さて


 ∧∧
( ‥)ある仮説が駄目かどうかは個々に検討すればすむ話ですし、
    それをニセ科学とか疑似科学と呼ぶのかは、またそれぞれの
     話ですが。

     (‥ )でも、そこにこそ混乱の根っこがあるのかもしれん。

1:ある仮説の妥当性を検討する
2:その結果を受けてその仮説をニセ科学という

 ∧∧
( ‥)1は仮説が現実をうまく説明できているか、
    その度合いを測ることだとも言えますね。

     (‥ )1は自然科学の営みなんだよな。
         でも、2はむしろ分類学の問題だよね。

 駄目な仮説にニセ科学、疑似科学、トンデモ、病的科学という名称を与える。あるいはそのような名称で呼称されているカテゴリーに入れる、というのは。

 ∧∧
( ‥)それは自然科学ではなくて、心理学、
    あるいは分類学の範疇なのであると。

     (‥ )分類学って困ったことに「どれがよりよい分類体系」
         なのか、それを具体的に表示するパラメーターが
          ないんだよな。

 *「種」や「分類」には推定すべきパラメーターは何もないからである。三中信宏2009 「分類思考の世界」pp299

 この指摘は当たり前のことのはずだったのだけども、初めて読んだ時は衝撃をうけてしまった。


     ( ‥)そうなんだよなあ、そういうの無いんだよなあ。
         分かっていたはずなのに、改めて言われると、
         個人的にあれは強烈なインパクトだった。
 ∧∧
( ‥)でも分類学の世界でも、よりよい分類体系や
    それを可能にする方法論をめぐる議論、
    それ自体はあったじゃないですか。


      (‥ )でも表形学者も分岐学者も、結局、
          分類の世界から離れて系統の世界へ
           いっちゃったじゃないよ。
 ∧∧
( ‥)じゃあ、分類にはそういうのは必要ないって
    ことなんじゃないですかね?

 まあ、たぶん、そうなんでしょうねえ。


 ∧∧
( ‥)とっ、いうと、例えばどれをニセ科学とするか、
    という明確な基準も解析方法も、ましてや
     パラメーターも存在しないと。

      (‥ )”ある仮説をニセ科学かどうか”、データから
         そういう判定をする解析手段なんて実際にないぜ。
          でっ、そういうのがなくても僕らは仮説の
          妥当性を知るさいには何の問題もないんだよ。

 仮説Aは駄目でした。が分かればそれでいいのであって。それを単純に敗北した科学理論と呼ぶのか、ニセ科学と呼ぶのかは、実はおまけのようなもので、そしてその部分は自然科学でもなんでもない。

 ∧∧
( ‥)仮説の妥当性を推し量る物差しはあるけども。

      (‥ )仮説にどんな名称を与えるべきかの
          物差しは人間の脳の中にしかなくて
          たぶん、ブラックボックスなんだよ。

 ∧∧
( ‥)でっ? それがどんな問題を引き起こすと?

      (‥ )分類の話は決着がつかないよね?

 だって比較するパラメーターがないのだから。

 
 ∧∧
( ‥)分かっている人は、それをニセ科学と呼ぼうが
    呼ばなかろうが、議論が起きれば
    ”妥当性の根拠”を開示できるでしょう?

      (‥ )でもそれができない人間は”ニセ科学”という
          パラメーターがない呼称やカテゴリーを
          そのまま用いて議論を続けるよね?

 「ニセ科学批判をする人は科学万能主義者だ」、「科学教だっ!!」って言い様もあるけども。結局のところ、それらだってパラメーターなんてない単語の使用法だよね。

 比較する手段を持たないカテゴリーで議論を展開するとは、その結果はいかに?

 ∧∧
( ‥)不毛な議論が展開されるでしょうね。

      (‥ )両方、あるいは片方が物差しを持っていない状態で
          長さの議論をするとしたら、そりゃあ大混乱だよね?

 ∧∧
( ‥)できる人は名称の奥に隠されていた妥当性を
    ただちに展開、開示できるんですけどね。

      (‥ )でも、物差しのない人間は
          相手が妥当性の展開を行っても
          ぱかーんと見ているだけじゃないのかね?

 物差しがなければ妥当性の展開を推し量れないし、その意味すら理解できないだろう。

 ∧∧
( ‥)コミュニケーションのすれ違い。

      (‥ )議論の前進、観測されず。


 *この場合の物差しとは妥当性を測る物差し、という意味。

         

2010年8月30日月曜日

ニセ科学ごとにニセ科学の定義あり

 
 ∧∧
( ‥)ようするに?

     (‥ )ニセ科学とか、疑似科学、病的科学ってのは
         それは総称だよね?

:ホメオパシーはニセ科学
:星占いは疑似科学
:鳥は恐竜ではない、というのは病的科学

 とっ、個別に言うことはできるけども

 ∧∧
( ‥)”それは疑似科学じゃないの?”と言われた個々の事例の
    総称としてニセ科学とか疑似科学という言葉があると。

     (‥ )個々の事例に問題があることを指摘した。
         個々の事例、それぞれに関してはそれだけの
         話なんだよな。

:無限希釈したものが効果という結果と因果関係にあること。それを妥当性をもって示せ。あるいは妥当性を示して見せたというのならば、検証方法そのものの妥当性をも示せ。それが示されない限りはホメオパシーは最低限、過剰広告であるし、ひいていうと有害であり。端的に言うと、「死ぬよ」

:星占いは古典的には天文学の出発点であったか、あるいはその応用であったか、あるいは動機であった。過去の星占いは疑似科学だろうか? 天動説は、それが役に立った時代には有効な理論ではなかったか? 天動説に裏付けられた星占いは、では有効な理論であったのか? いや、そもそも星占いは理論と言えたのか? 本当に天動説と星占いは切っても切れない仲であったのか? 星占いが科学であったと言える、あるいは言えそうな時代はあったのだろうか? 

:鳥は恐竜ではない。樹上で暮らす恐竜以外の爬虫類から進化したと主張する研究者はまだごく少数ながらいる。彼らの一部は「一部の恐竜から鳥が進化したことは認めるが、祖先となった恐竜は実は他の恐竜と別系統である」そう主張した。しかし彼らは系統解析を使用しないか、あるいは妥当性が不明な系統推定(系統憶測か?)を行う。彼らは研究者ではあるが、議論は後退的であり、これはもはや病的科学と呼ぶに値する状況ではないのか? 最低限、それほどにまで彼らの議論は実りがないし、予測もことごとくはずれている。

 ∧∧
( ‥)以上、個々の事例と、それらが個々に抱える問題点を
    詳細に述べることができればそれで十分であると。

     (‥ )仮説Aは疑似科学である、という時、
         仮説Aはこれこれな理由で妥当ではない
         それをもって仮説Aはニセ科学/疑似科学である
          そういうことを言っているのであって。

 なんていうの? この場合のニセ科学は省略された議論の要約っていうの?

 ∧∧
( ‥)個別の事例をニセ科学と定義した、とも言えますけども。

     (‥ )実際には定義ですらないのかもしれないね。

 その一方で、こうした意思決定や議論の過程では、以上の個々の事例を共通してくくる”疑似科学”とか”ニセ科学”という単語を定義する必要もなければ(そもそも個別に議論して表現している)、これこれな条件を満足すればそれは疑似科学である、ニセ科学である、と定義する必要もない。実際にしていない。

 ニセ科学はニセ科学ごとに定義すれば良いし、それで十分。反対に、”ニセ科学とされた事例の集合”、それらすべてを満足させるようなニセ科学という単語を定義する必要はない。

 ∧∧
( ‥)なんか、種問題みたいですね。

     (‥ )種は種ごとに定義がある、
         と、言われるみたいにね。

 種を定義しよう、と、この集団をA種と定義しよう、はまったく話が違う問題。

 ∧∧
( ‥)この集団を取りあえずA種と定義しよう、
    というのは個別な事柄ですね。あるいは任意に
    個別な事柄だと定義することで自然界から切り出して
     認識すると言えばいいのか。

     (‥ )種を定義しよう、というのはそれとは全然違う話だよね。
 
 種を定義しよう、というのはA種、B種、C種・・・・・それらを共通して満足させる定義を考えましょうという提案であって

 ∧∧
( ‥)無茶ぶりもいいとこですよね。

     (‥ )しかも、そんな定義がなくても別に誰も困らん、
         というか実際に「種の定義」なんてないし。

 あるいはこう? 提案された無数の種の定義が皆を満足させたことはない。

 提案:交配し、子孫を残せるものは同じ種である、という定義

 現実:A種とB種はまれに交配するが、染色体の関係で、通常、子供は不妊である、しかし、まれに単為生殖して子孫が生じる。それが単為生殖種C種である。C種はごくまれに親種であるA種、B種と交配し、子孫を残すことがある。これは単為生殖種D種と言われるものである。

 問題:以上の文章を先の定義で言い換えてみよう。

 ∧∧
( ‥)疑似科学もニセ科学もそれと同じで定義しても
    満足させられないし。

     (‥ )そんな定義がなくても意思疎通にも
         意思決定にも困らない。

 これが欠陥車なのかどうなのか? 欠陥車の定義とは何か? がなくても

 ∧∧
( ‥)1000時間でハンドル取れます、と言われれば

     (‥ )意思決定はできるからな。

 逆に言うと

     ( ‥)ニセ科学批判批判を言う人って、個別に見てみると
         結構、みなさん”ニセ科学”や”ニセ科学批判”を
         定義しちゃっているように見えるんだよね。
 ∧∧
( ‥)もしもそうならどつぼにはまるでしょうね。


 この仮説Aは駄目な仮説。いやそうだろうか、この解析結果を見よ。そういう個別の議論をすることは問題はさほどないし、具体性がある。

 しかしもし、”ニセ科学”とか”ニセ科学批判”を認識して、暗黙のうちにそれらを定義して単語として使用すると、文章は訳が分からなくなってしまい、ついには現実感が薄れてしまうは必定。

 ∧∧
( ‥)定義できないものを、”定義して”しまって
    それで文章を重ねても。

     (‥ )定義しきれないでこぼれ落ちた、
         現実とのぶれは当然解消されないし、
         むしろ、ぶれがどんどんでかくなるんじゃねーかな。

 

2010年8月29日日曜日

詳細を述べる気があるならそんな名称は使わない

 
 ニセ科学
 
 ニセ科学批判

 ニセ科学批判批判


 ∧∧
( ‥)でっ?

     (‥ )まあ、そもそも、詳細を述べる気があるのなら
         こんな名称を使うわけないんだよな。

 以上はAとBの批判と否定の応酬である、とか書いたけども。

 ∧∧
( ‥)でもこのAとBは個人や個別の事柄や事件ではなくて
   
     (‥ )科学じゃないよそれ、という意見の集合に対する
         科学じゃないよそれ、という意見の集合はなんかひどいよ
          という意見の集合であって
 
 Aは妥当ではない、Bは妥当ではない、Cも妥当ではない
 Aは妥当ではない、Bは妥当ではない、Cも妥当ではない、という意見's は妥当ではない

 であって

 ∧∧
( ‥)意見'sは妥当ではない、なんですかね?

     (‥ )まあ、しばしばニセ科学批判批判をしている人の
         見解は、妥当性の議論というよりは、いやだ、気に入らない
         ずけずけ明け透けに言うのは外交的にどうよ、
         であるように見えるから

 Aは妥当ではない、Bは妥当ではない、Cも妥当ではない
 Aは妥当ではない、Bは妥当ではない、Cも妥当ではない、という意見's はなんかいやだ

 かもしれない

 ∧∧
( ‥)単なる否定?

     ( ‥)さらに言えば”この仮説はニセ科学である!!”
         という意見の中には妥当でない意見もあるので
 
 *例:「神様が世界を作ったなんて気持ち悪い、論理的な科学じゃないよ」という、説明になっていない素朴な断言

 Aを否定、Bを否定、Cも否定
 Aを否定、Bを否定、Cも否定、という意見'sは否定

 ∧∧
( ‥)否定の中には妥当性を論じた上での否定も含まれる
    そういうことですね

     (‥ )ざっくりとした、ぼんやりした世界観だよね。
         でも最低限に思うに、意見'sの否定はまずいよな。

 意見(複数)を十把一絡げにまとめている時点で、詳細を論ずる気がないのは明らか。

 ∧∧
( ‥)まあ、以上のA否定、B否定も
    十把一絡げにしているように見えますが。

     (‥ )いや、それらは個別の事例を列挙しただけだから
         いいんだよ。

:誕生した時の惑星の配置と人間の特性の間に因果関係があることを説得力を持って論証した人間はいないにも関わらず、星占いの的中度を喧伝するのはいかがなものか?
:血液型と人間の性質に因果関係があることを論証していないのに、それがあたかもあるかのように番組を作ることは妥当なこととは思えない
:化学物質を無限に希釈したものが効果を持つことを論証していないのに、それがあたかも効果的であるかのように言うのは、嘘か過剰広告に該当するのではないか?

:以上のニセ科学批判'sはおかしいと思います

     (‥ )十把一絡げなのはどれ?
 ∧∧
( ‥)ああ、まあねえ

 まあ、最低限な話


     (‥ )詳細を論ずる気があるのなら
         ”ニセ科学批判”という単語は使わないと
         思うよ。
 ∧∧
( ‥)ああ、確かにね。例えば「星占いは非科学である」に対しては
    でも、「火星効果」って話があったじゃないか、
     とか反論すればすむ話ですからね。

 もし、ちゃんとした論証や妥当性やデータや解析手段をもっているのなら、ニセ科学批判、なんていう定義不可能な単語を使用する必要なんてそもそもない。

 ∧∧
( ‥)科学であるのなら、検証できるとか、妥当性やデータ、
    その解析手段で勝負できるはずですしね。

      (‥ )というか科学の論文で「これは科学的です」
          なんて書かんだろうよ。


 科学は科学という言葉で勝負するとは思えない。そんないい加減な言葉で勝負なんかする必要が彼らにはない。

 逆に”ニセ科学批判”という言葉で勝負するとしたら、それはすでに終わってる。


   

状況、それは詳細か?

 
 ニセ科学という言葉がある。

 ニセ科学批判、という言葉もある。

 ニセ科学批判批判という言葉もある。

 ∧∧
( ‥)ようするにあれでしょ?
    AとBによる否定の応酬ですよね?

     (‥ )Aは言った。Bは駄目
         Bは言った、Bが駄目というAの主張は駄目
         Aは言った、Bが駄目だというAの主張が駄目という・・・
         以下略。


 ∧∧
(‥ )物事の妥当性に科学を持ち出すことに対する
\-   批判(というか反論)の中には
    お前達の主張は科学教だ!!、っていう揶揄もありますね
 
     (‥ )まあ、ありがちな反論だろうし、
         意味のない単語であるんだろうな。

:「この薬に効果があるという結果は既存の検査方法では得られませんでした」、という主張は科学万能主義だ
:論理的であれば科学であるというあんたの主張は科学というよりは神学だろ?

 ∧∧
( ‥)以上の2つの主張は、どちらも相手の考えが
    宗教ではないか、という批判ですね。

      (‥ )でも等価じゃないよね?
          前者は脳みそがくるくるっぽいし、
          後者は当たり前なことをいっている。

 科学教って言葉はあまりにもいい加減すぎて使えない。


 ∧∧
( ‥)ニセ科学批判やニセ科学批判批判に必要なことって
    なんでしょうね?

      (‥ )ニセ科学っていうカテゴリーの放棄じゃね?

 ニセ科学という言葉自体はあまりにもあいまいで、それ自身では意味がない。

 例えばの話。

      (‥ )ニセ自動車って単語に意味あると思う?
 ∧∧
( ‥)欠陥のある自動車という意味ですか?
    欠陥車、ということですかね?

      (‥ )不具合があるからリコールします、という場合は
          欠陥車ってことになるのかな?
          構造的にこれ以上は性能が上がらない設計の
           自動車も欠陥車かね?
 ∧∧
( ‥)状況によりけりだと思いますけどもね。

 単語をどう定義するのか? という問題はまあ、そんなに大事なことではないと言えば大事なことではない。単語の定義がうんぬんよりも、”これこれはこういう性能です”、”これこれはこういう状況下でハンドルの効きがこの程度、悪くなります”、”構造上、ものっすごい燃費が悪いです”と言えばいいだけで。

      (‥ )何がニセ科学なのか? という議論は必須じゃないんだよな
          ニセ科学とかニセ科学批判、批判批判とか、
          ニセ自動車とか欠陥車という言葉と同様で、
          その言葉自身に頼る必要はない。
 ∧∧
( ‥)ニセ科学とか、批判、批判批判という言葉は
    くくりがでかすぎると。

 あるいはこう? 使ってもいいけども、そんないい加減な言葉ではなく、より詳細に状況を述べることができなければ、

 ∧∧
( ‥)使う意味はないだろうと。

      (‥ )この車は欠陥車です、その理由は

1:私が買う気にならないデザインだから
2:10万時間乗ると、ブレーキの効きが他の会社の車よりやや落ちるから
3:1000時間でハンドルがとれます

 ∧∧
( ‥)まあ、普通、1の意味で使う人はまずいないと思いますけどね
    2は微妙? 

      (‥ )いないだろうけども、欠陥車、とか
          ニセ自動車という単語自身では1、2、3は
          区別できないだろ?

 たいそうな単語を使うのはかまわないけれども、使うには、使う前にそもそもその状況を詳細に述べられなくては意味がない。


      ( ‥)ついでにいうとさ、理由の説明も
          意味がないんだろうな。
 ∧∧
( ‥)なにゆえ?

      (‥ )以上の1、2、3はそれぞれ主張する人にとっては
          十分な理由であったわけだよね?
 ∧∧
( ‥)そりゃあそうでしょうね。


      (‥ )でも、理由の説明を聞いて、他人がどう思うか、
          いや、あるいは「どうなるか」に影響を及ぼすのは
          理由ではなくて「状況」の方だろ?
 ∧∧
( ‥)まあ、確かに1000時間でハンドルがとれるからといって
    欠陥車ではない。そう主張したところで、その車に
    乗れば、事故の確率は信念や言葉の定義と関係なく、
    格段に増えるでしょうからね。

 意思決定がどうであったかは関係ない。”意思決定の結果”に影響力を及ぼすのは「判断の理由」ではなくて、「状況」。

 ∧∧
( ‥)誰かがこう思った、という理由はどうでもいいと。

       (‥ )こう思った、感じた、ということも、
           その理由もどうでもいい。

 状況

 
 人間は質が同じではない。だから「その状況」から「私がこう思いました」ということや、「私がこう思った理由はこれこれです」という説明はどうでもいい。

 ∧∧
( ‥)人間の質が同じではないから、主張自体の質も
    同じではないと。

       (‥ )処理の質が保証されていないわけだろ?
           はっきり言っちまえば
           「思った、感じた、理由はこう」なんて
            なんの保証にもならんのさね。

 そのままではアメリカドルなのかジンバブエドルなのか分からない。

 
 状況、それは詳細に説明できるか? そしてそれは現実の裏付けを持って流通できるか?

 
 ∧∧
( ‥)ニセ科学批判、ニセ科学批判批判


      (‥ )その状況にどんな名称を与えるのかは認識の話。

 
 言葉の定義と認識の話は、それ自身では信用できる貨幣にならない。流通させてもいいけども、そのままだときっと大暴落。

 
  

 


2010年8月27日金曜日

素朴な疑問

 
 ∧∧
( ‥)?

    (‥ )コウモリって洞窟とか、木のウロとか
        人家の隙間に集中して住んだりするよね?

 ああいう仲間が密集する生活スタイルを持っている場合、一部の雄が雌を独占することが可能、だよね?

 ∧∧
( ‥)一夫多妻になる傾向があると?

    ( ‥)でも、資料に簡単に眼を通すと、
      -□ 特に一夫多妻が多いわけではない
         というか多いのだけども他の哺乳類と比べて
         多いわけではないらしいのだよね

 ∧∧
( ‥)今度はコウモリの結婚スタイルに関してですか

     ( ‥)いや、なんか理解していないことが
       -□ ごろごろ出てくるんよ。

 資源を独占できるから、このコウモリはpolygynyなのですと、書いていいのかどうなのか。

 

2010年8月25日水曜日

努力してれば”自分がえらい”と思えた時代、は終わりました

 
 もう何ヶ月も前の話。打ち合わせをした人たちから立て続けに

    (‥ )未来に展望があるとか、努力でどうにかなるなんて
        そんなの昔の話で、僕らには関係ないです

 ∧∧
( ‥)というような言葉を聞かされましたね
  -□ ←メモリー

 まあそうだよね。さすがに若い人たちはもうそういう自覚があるわけだ。当たり前だよな。

 ∧∧
( ‥)あなたも若いでしょうに

     (‥ )若いとはいっても、あれだよ、社会に出た時は
         まだバブルが崩壊し始めた時だよ。

 メディアは売り手市場みたいなことを言っていたけども、実際には、不景気がくるから企業は軒並み、社員の数を手控えているらしい、と情報が走っていた時。

 ∧∧
( ‥)・・・まあ、そんな程度なら、今から
    すれば恵まれていた時代ですね。

     (‥ )まだ、”努力すれば右肩上がりの成長ができる”と
          たわ言をほざけた時代だな。

 思い出せば、ただ無様で醜い時代であった。

 というか、その後の経済状況を”失われた10年”とか、メディアとかはずーーーっと書き立てて来れたのだから、ああいう連中は、当時もそして今も、右肩上がり成長ができると、”本気で”思い続けているのかもしれない。

 ∧∧
( ‥)実際には、日本は低賃金労働で右肩上がり成長してきた、
    ようするに商品が売れる限り、人件費を上げてきた、
     ただそれだけですからね

     ( ‥)努力なんてスキルでもなんでもないからな
         スキルなしでも”なんか俺たちすげーー!!”と
         勘違いできる時代が
         あったわけだよね。

 やはり無様な時代だ。

 当然、今ではそんなことはないし、そんな時代は20年前に終わっているのだけども、

 ∧∧
( ‥)でも失われた10年とか言い続けてきたと。

     (‥ )失われた10年、なんとかすれば元のような右肩上がり
        成長ができる、そう思い込んでいるということに
        他ならないな。

 老人のたわ言。

 ∧∧
( ‥)なぜにそういう?

     (‥ )そりゃああれだ。

 そういうことを書き立てる連中は自分の売り上げた分だけ利益が入るという生活をしていない。

 ∧∧
( ‥)だからだと

     ( ‥)”賃金が右肩上がりで上がる”という方式でいれば
         自分が何もしていなくても、何か自分はすごい
          ことをしていると思えるもんさ。

 ∧∧
( ‥)そんなもんですかね?

     (‥ )鳩ぽっぽにただ定期的に餌を与えると、
         餌が出た時にしていた行動をやる頻度が増えて、
          その動作と餌が手に入ったことの間に因果関係がないのに
          その動作が固定化されるって話しらんかね?

 努力してれば馬鹿でも自分がえらい、すごい、才能があると思えた時代はとっくの昔に終わったが、餌をもらっている連中は今だに思い込みを固定化されたまま。

 ∧∧
( ‥)そういうもんですかね。

     (‥ )突っ走ることを忘れた老人は、ただ、
         現状を維持するためだけに座り込んで、
         耳をかさず、空疎な言葉だけつむいで時間をかせぐ

 そんな老人いっぱいいるじゃない。老いるっていやだねえ。

 
     (‥ )確かに人が老いるは必然。
         だが前向きに死ぬことはできるぞ。
 ∧∧
( ‥)はあ、ようするに前向きに死ねと。

 

 

 

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