2020年3月7日土曜日
マスコミの記事は歴史文献と似ている。大部分はゴミだ。
新型肺炎における内外のマスコミ、ジャーナリスト、識者、文化人が書く記事は、歴史的な文献と似ている。中身のほとんどはゴミ屑のような内容で、ごくわずかな数行の文章にだけ真理のかけらがある。
∧∧
(‥ )先ほど読んだ
\− ニューズウィークの記事も
ゴミカスの
くだらない記事でしたなあ
イタリアが欧州の武漢に
という煽りタイトルの割には
中身なしの内容
=>https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92612_1.php
(‥ )でも1行だけ良い部分が
あったよ
イタリアのある看護師は言った「最初の症例が確認される少なくとも一週間前から肺炎の症例が異常に増えていた」
∧∧
( ‥)ここからわかることが
少なくとも3つある
(‥ )1つ
入国制限をしても
とっくに侵入されていた
新型肺炎を相手に
入国制限は無意味だ
2つ イタリアへのウイルス侵入は、国内感染者が病院を訪れた2月18日より一週間は前。つまりは2月10日。感染、発症までの時間を考えれば当然、もっと遡る。多分、1月の末だろう。
ようするに日本と同様、イタリアは1月末にはとっくに国内へ侵入されていたと見るべき。同じことは各国すべてにおいて言える。フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、すべて同じ。全部とっくの昔に侵入されて、侵入からすでに1ヶ月以上が経過している。
そして3つめ。新型肺炎はやはり普通の病気なので、意識的に探さないと見つからない。通常であれば単なる悪性のカゼとして扱われることが分かる。つまり、世界各国は気づいていないだけで、すでに新型肺炎の蔓延を許している(言い換えるとこの病気は恐れる必要はないということなのだが、この話は今、ここでは省略する)。
∧∧
(‥ )WHOの集計はまだですが
\− 出回っている数字ですと
韓国6088:40
イタリア3858:148
イラン3513:108
ドイツ543:0
フランス377:6
日本361:6
スペインが401という数字も
あるから
ドイツ、フランス、スペインが
日本を抜きました
(‥ )感染者が急増というより
以上の知見を踏まえれば
1月以来すでに国内で
蔓延していた
感染者を今になって
見つけているって
ことだろうな
∧∧
(‥ )...困ったね
\− つまり報告される感染者数が
感染拡大の速度を
反映したものではないわけだ
(‥ )んー 死亡者数の増加を
見れば感染拡大の速度が
見積もれるかな?
どうなんだろう
それを考えるとドイツの感染者543に対し死者0というのが異様だった。
∧∧
(‥ )理屈でいうと死者が
\− 10名ぐらいいるはずですが
現状0であるとは
一体これはなんですかな?
(‥ )重症者だけを見つけると
こうはならない
ドイツは
無駄な検査が多いって
ことかな?
∧∧
(‥ )ドイツは韓国と同様の
\− ドライブスルー検査をしたとも
伝えらてますけども
そのせいですかね?
ドイツも検査偏重で
韓国と同様
医療崩壊してしまうん?
(‥ )んー、4、5日見てれば
結果が出るんじゃね?
韓国の死亡率は
25日 1%
26日 0.96
27日 0.8
29日 0.53
2日 0.6
3日 0.6
4日 0.6
6日 0.67
韓国は検査件数が多いので、分母である感染者が増大するため、死亡率は最初のうちは顕著に減少する。しかし検査に限界があるとそれは横這いになり、医療崩壊が始まれば顕著な増加に転ずると予測できる。
実際、顕著な下落から横這い、そして微増となったのだが、顕著な下落を示した25日から横這いになる2日まで、長くみてもせいぜい一週間程度しかかかっていない。
∧∧
(‥ )最初は驚いたよね
\− 死者の増加に転ずるのは
10日とか二週間とか
そのぐらいかかると
思っていたから
だから2日の時点で
横這いを示した時は
ちょっと疑ったよね
=>http://hilihili.blogspot.com/2020/03/blog-post_38.html
(‥ )でも考えてみれば
当たり前なんだよな
新型肺炎は
重篤化する場合
カゼ症状から
5〜7日程度で肺炎の
症状を示すようになる
つまり、感染者発見から死亡者が出るまで、案外に時間がない。特に医療崩壊してベットが塞がれた場合、重症であるのに自宅待機を余儀なくされた人が亡くなるまで、時間はそうはかからない。一週間ほどで十分。
∧∧
(‥ )人口1000人に対する
\− 病床数は日本が14
ドイツが8ですが
これはドイツの不利を
意味するでしょうかな?
(‥ )どうだろう?
臨床医数はドイツが3.56
日本は2.15だそうでな
医者の数自体では
ドイツ有利なんだけど
とはいえ、こんな比較に意味があるのかも分からなかった。新型肺炎の重篤患者に必要なのは予測するに人工呼吸器とか、専門の医療従事者であった。つまるところ救命できる人の数は、ベットの全数とか、どんな専門をどんなふうにまとめたのかもわからない臨床医の総計と関連しているわけではない。少なくとも直接関連しているわけではなかった。
∧∧
(‥ )まあドイツを含め
\− 各国の状況を観察しますか
(‥ )とりあえず死亡者数と
死亡率が鍵かな
*10:20以下追記
スペインの感染者は401になったともいうし、厚労省による6日付け、日本国内の感染者累計は348であり、あるいは日本の感染者は420だという数字も飛び交っている。
スペインの感染者と日本の感染者は、現状、数も伸びも似た感じだ。
∧∧
(‥ )でっ大阪のライブハウスで
\− 集団感染が
あったそうですなあ
それもあって
日本は全国的に
感染者が増えてる
6日の時点で
ライブハウス関係だけで
感染者28人とも
言われてますなあ
(‥ )へー
ライブハウスの
感染者なんてあったんだ
数字だけ見ていたからまったく知らなかった。なるほど、どおりで死亡率が下がっていく訳だ。6日付厚労省による348:6で計算するだけでも日本の死亡率は1・7%にまで下がってしまう。
だから、なんだこれ? おかしくね? と思っていたんだけども...
∧∧
(‥ )ライブハウスの集団感染と
\− その発見が
見かけ上の死亡率を
押し下げるんだね
こういう要因が死亡率の
観察に影響を与えるわけだ
(‥ )正直言って
ノイズみたいなもので
邪魔くさい数だな
とはいえ、こういうノイズが死亡率に影響を与えるということはわかった。その意義はあるだろう。多分、他の各国の死亡率にも様々なノイズが混ざっているのである。