2019年11月17日日曜日
かつては2800倍 おおいぬ座VY星
おおいぬ座VY星
かつては既知宇宙最大の星と言われた赤色超巨星
=>http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/qa/vy-canis-majoris.html
∧∧
(‥ )最近の推定値は
\− 太陽の1400倍で
1700倍の大きさを誇る
たて座UY星とかに
巨星トップの座を奪われた
と言われてるけど...
(‥ )そもそも星の大きさは
誤差や仮定や前提で
ずいぶん変わるからな
こっちが大きい!
いやこっちだ!
残念!
今の1位はこっちですー
なんていうありがちな
最強論争は無意味だよね
人間は...というか男の子の性質であろうか? ともあれ人間は最強論争とか最大論争が好きだ。しかし、推論の前提や仮定を考慮すると、そんな論争に意味はないこと。少なくとも第一義の意味がないことは明白であった。
∧∧
(‥ )そもそも
\− おおいぬ座VY星の推定値って
その大きさ
太陽の600倍から
3000倍まで
幅があったそうだね
(‥ )素人が聞いたら...
というかオタクが聞いたら
私たちが真剣に
大きさ論争をしてるのに
なんですか! この値は!!
研究者の言うことなんか
嘘ばっかだ!
なんでいい加減なことを
言うのですか!! とか
発狂しそうだけどな
これが当たり前だよね
というか、誤差が数倍とか5倍程度で収まっているとは、でたらめをやっていない証拠である。むしろ、なるほどこのあたりに正しい値があるのだな、ということが見極められよう。
∧∧
( ‥)本当に見当外れなことを
やってると100倍とか
1000倍とか
文字通り桁外れな
ばらつきでるからな
( ‥)太陽の600倍から
−/ 3000倍だったら
間をとって
1800倍ぐらい?
と言えるし
それができる誤差だよ
そもそもネット上で出回っているVY星の直径が太陽の2000倍という数字自体、ここから出たものではないのか?
そして最近は距離の新しい計測値が出たということもあって、その大きさ1400倍という推論値が出ている。
1400倍。これは1800倍とそう変わらない結果なわけで、やはりあまり大きく間違ってはいない。このぐらいの大きさですね、ということは言える。
∧∧
(‥ )それもさることながら
\− 引用した論文のR=14AUという
数字の解釈は大丈夫?
(‥ )半径が14天文単位
1天文単位は
太陽の直径のほぼ100倍
以上は半径だから
大きさは太陽の2800倍
論文の内容は赤外線観測から星を覆う塵の殻の大きさを測定しようというものであった。
∧∧
(‥ )これが=星の大きさである
\− VY星の場合その半径は
14天文単位である
そう解釈していいの?
(‥ )さあ?
それでいいいんじゃね?
∧∧
( ‥)大雑把なことを
言ってるな
( ‥)大雑把でないと
−/ 人間前には進めないぜ〜
だいたいにおいて緻密な計算をする人間の目的は見栄を張ることにある。それは実用的ではないし、そもそも実用目的ではない。物事、大雑把に見当がつけられればそれで良い。