2019年6月14日金曜日
100年前のネタの宝庫
100年前のマルクス経済学者、大塚金之助
∧∧
(‥ )世界恐慌という本を
\‐ 書いてるけど...
まあ厳密には講演内容とか
寄稿文とかパンフレットの
寄せ集めだね
(‥ )なんか正直言って
意味不明な本
なんだよね
世界恐慌の中で賃金が下がる、物価が下がる。
農村も物が売れずに農産物が値崩れして利益が出ない。
そう言ってるかと思うと、賃金と農産物の値だけが下がっているから皆が苦しいのだ。経営者の横並びの生産調整を打倒して工業製品の物価も下げろという。
∧∧
( ‥)...みんな貧乏になる
だけやがな
農民は農協を作って
生産調整して
値崩れを防ごうとか
いえばよかろうに
( ‥)そうかと思うと
‐/ ソビエトでは
物価は下げられて
賃金が上げられてるぞ!
とか言い出すのよ
言ってることが意味不明でぐだぐだ。肝心なところ、物価には賃金が入っているから、皆の賃金を確保するためには物価はむしろ高くなければならない、という概念があるようでない。いやむしろ、その時々によって理解が変わってしまっているように見える。
皆が豊かになることで物価が上がるということと、需要が高まることで物価が上がる、生産調整することで物価が上がる、これらがごっちゃまぜになっているようだ。
そして肝心な具体的な政策になると、まるで知能がバグを引き起こしたかのように、ソビエトはユートピアである、しか言い出さない。
∧∧
(‥ )なんすかこれ?
\‐
(‥ )もともと
マルクスの理論には
欠陥があるからな
それがそのまんま
吹き出してるという
印象かな
しかし、これゆえにこの人、ネタの宝庫である。面白いものを見つけた。