今から40年以上前。子供の頃の記憶で印象的なのは、繁華街を歩いていた時、どっかのデパートの前で赤ちゃんが落ちていたことだ。顔面を下にしてぴくりともしない。周囲ではただ人が群がっているだけであった。
∧∧
(‥ )人を助けると
\‐ 不審者扱いされるから
最近は人を助けないと
言うけども...
(‥ )昔からそうだったと
思うけどな
とはいえ、人を助ける人はいたのだ。
なぜそう確信できるかというと、子供の頃、こう注意されたからである。
困った人を助けてはいけない。どんな言いがかりをつけてくるか分からないからだ。
∧∧
( ‥)んー? つまり
相手を確実に
始末できる状況なら
相手を助けても良いのだな?
(‥ )まあそういうことだ
他人を助ける時は
相手をぬっ殺す覚悟が
なければならないわけよ
これが道理なのである。しかしこれ、案外に難しい。知らんうちに人助けをしたことになってしまっていることもあったりする。そしてこれ、ほとんどの場合、実際に罠なのだ。